川崎ドルえもん流 為替天気予報|第28回 2021年10月4日~編
FXにおいて時間的要素を重要視している川崎ドルえもんさんの当連載。「為替天気予報」として、統計的アプローチからの具体的なトレード戦略を教えていただきます。
川崎ドルえもんさんプロフィール
かわさき・どるえもん。裁量トレードに限界を感じたことから、できるだけ精神的負担なく、楽して儲けられるシステムトレードの手法を模索。さまざまなシミュレーションを経て、グルグルトレインを完成。
ブログ: 川崎ドルえもんのFXブログ
Twitter: https://twitter.com/kawasakidoruemo
【目次】
- 月足天気予報(31通貨ペア/豪ドル関連の通貨ペア)
- 週足天気予報(10月4日~8日/10月11日~15日)
- 日足天気予報(10月4日/5日/6日/7日/8日/10月11日/12日/13日/14日/15日)
こんにちは!川崎ドルえもんです。
為替天気予報とは、過去の為替相場からデータを取り、その月日にどういった傾向があったのかアノマリーを算出した統計データになります。
今回は10月4日~10月15日までの為替の傾向を紹介していきます。
1.月足天気予報
まずは、10月の月足の傾向・アノマリーを見ていきましょう。
下の表は、全31通貨ペアの月足を2001年から数えたものになります。
これだと見づらいので、今回は下表のように豪ドルに関する通貨ペアだけを抜粋してみましょう。
豪ドルに関する通貨ペアの月足の回数を見てみると、10月は豪ドル円と豪ドル米ドルと豪ドルカナダドルの陽線回数が過去20年間中14回、豪ドルスイスフランは15回と、陽線になった回数が多くなっています。
20回中14回ということは70%の確率で、20回中15回は75%の確率で過去に陽線が付いていたことになります。
このことから、10月は豪ドルが買われやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
2.週足天気予報
それでは、次に週足の統計データを見ていきましょう。
下の表は、過去20年間の10月4日~8日の週足を数えて陽線確率を算出したデータになります。
見てみると、ドルストレードの通貨ペアであるユーロドルの週足陽線確率が67%、豪ドル米ドルは68%、NZドル米ドルは74%と少し陽線確率が高くなっています。
また、ポンドに関する通貨ペアであるポンド豪ドルの陽線確率が29%、ポンドNZドルは28%、ポンドスイスフランは34%と低く、ポンドが決済通貨(分母側の通貨)になっているユーロポンドは80%となっています。
このことから10月第2週はわずかにユーロとポンドが売られやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
次に、10月第3週(10月11日~15日)の週足統計データを見ていきましょう。
この表を見てみると、NZドルに関する通貨ペアのNZドル円の陽線確率が70%、NZドル米ドルは69%、NZドルカナダドル71%と高く、NZドルが決済通貨になっているユーロNZドルでは19%、ポンド/NZドルは29%と低くなっています。
このことから10月11日からの週足は、NZドルがわずかに買われやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
3.日足天気予報
次に10月4日から10月15日までの日足統計データを見ていきましょう。
下の表(※購入者公開部分に掲出)は10月4日の日足天気予報データです。
よろしいですか?