やや中国株に引っ張られる日本株相場
株式
TOPIXは年初来10%超上昇しており、まあまあ堅調なのだが、3月以降はほぼ横ばいなので弱くはないが、強いという感じもない。
それに米国のFANGが10月7日ごろから急上昇したので、なんとなく、海外に置いて行かれているような気になる。
フェイスブックやアマゾン、ネットフリックス、グーグルなどで構成されるNYSE FANG+指数への連動を目指す投信「FANG+インデックス・オープン」のチャート
日本株は、岸田氏が、華々しい経済政策を示して自民党総裁選に名乗りを上げた時に大きく上昇したが、その後、「そんなことより他にやることがある」と言い出してからは、株式相場ももとに戻ってしまった。
それでも、米国(ニューヨーク証取)や独と比べて健闘している。
米国のFANGなどと比べても詮無いことなので、ニューヨーク証券取引所上場トップ100企業で構成されるNYSE100指数と比べてみると、まあまあ。
ドイツと比べても、まあまあ。
気になるのは、最近の中国株(上海総合)との連動性だ。
岸田相場も、実は中国相場だったのではと思えてくる。
その中国株だが、
最近のエネルギー価格上昇に応じて、国家発展改革委員会は、エネルギー価格を市場に任せず、当局がコントロールしようとしているようだ。
これが伝わると、商品先物、株価は下落した(10月27日、28日)。
また、当局は、不動産市場、教育関係・ハイテク企業にも介入している。
こうなると、株価平成は歪む。というより、株式市場は投資家が最も嫌う不透明極まりない状態ということだ。
果たして、日本株は中国株に道連れにされるのか?
「道連れ」というと、悪いニュアンスがあるような気もするが、いい時もあるだろう。
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