米国 雇用統計(2021年10月)の予想
経済情報
新型コロナ感染拡大以降、私の予想は全く当たらなくなった。雇用市場の仕組・環境が以前とは変わっているようだ。
それでも、予想は続けるが、今はそれほど重要な指標ではないかもしれない。というのも、パウエル議長は、雇用水準が新型コロナ感染拡大の前の水準に戻るまで、基本的な金融政策を変えないと言っているからだ。
そして、その時期は雇用者数が毎月50万人ずつ増えていけば来年7月になる。まさにFRBが利上げを考えている時期となる。
というわけで、今回の雇用統計で相場が大きく動く、展開が変わるということはないと考えているが、一応、非農業部門雇用者数前月比増加数を予想する。
9月はチョッとイレギュラーなことがあった。政府部門の雇用者数が減少したことだ(次のグラフの赤棒部分)。そのため、市場の予想よりかなり低い結果となった。
10月はその反動分も上乗せになるかもしれない。
では、失業保険受給者数などから非農業部門雇用者数前月比増加数を推計する。
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