米国の物価上昇率(グラフ)
経済情報
10月の消費者物価が発表になった。
8月、9月と、物価上昇率は比較的抑えられていたが、10月は跳ね上がった。
次は、コア物価指数の前月比
次は、コア物価指数の前年同月比
明らかに、消費者物価上昇率は過去からのトレンドから逸脱している。
しかし、FRBは、消費者物価でなく、個人消費支出価格指数の長期トレンド2%を重視していると言っており、これだと、過去のトレンドに乗るのは、乗ったとしても相当先のことになる。市場は、消費者物価上昇率を見てインフレ懸念をもつが、FRBは、それでも利上げはまだまだということになるかもしれない。
10月の個人消費支出価格指数はまだ発表されていない。
なお、消費者物価と個人消費支出価格の違いは、概ね、前者は自分が支払うものが対象になるが、後者はもっと幅広く、自分が支払わないもの(医療費の健保が払う部分など)も含まれる。
×
よろしいですか?