日本:経済対策と株価
日経225
ふと思い出したので、昔のレポート「2008年12月08日号 日本:経済対策と株価」の一部を掲載します。
日本では、経済バブル崩壊後の1990年代に大規模な経済対策が9回実施されていますが、キーとなるのは次の3回です。
左から、策定時期、対策名、事業規模です。
1992年8月 総合経済対策 10.7兆円
1995年9月 経済対策 14.2兆円
1998年11月 緊急経済対策 23.9兆円
勿論、経済が減速し、株価が低迷しているときに行われたわけですが、実は、その3回とも、その後株価は上昇しています。
1992年8月18日から1993年9月13日にかけて日経平均は約48%上昇しました。
1995年10月27日から1996年6月26日では約30%上昇しました。
1999年1月5日から2000年4月12日では約57%上昇しました。
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過去は、大規模経済対策は(日本株の)買いでした。
しかし、過去の経済対策は株価が大きく落ち込んだところで、経済対策が打ち出され、株価が回復したように思います。
今回は、
(1)企業の海外進出が進み、国内経済と株価の関係が薄くなっています。
(2)以前と違って、株価が落ち込んだ局面ではありません。
(2)以前と違って、株価が落ち込んだ局面ではありません。
今回の経済対策で無条件に株価が上昇するとは思えません。
やはり、経済策の内容と実効性にかかっていると思います。
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