一番重要な金利(米国)
前にも書いたような気がするが、とにかく、
今、米国で最も注目されているのが5年利回りだ。
2年では短すぎる。FRBの金融政策が反映され過ぎる。これだけインフレ圧力が高まっているのに、Fedは利上げの意思を全く見せない。
10年以上は長すぎる。市場は、この景気回復の後、景気後退を予想している。10年後には、一度上がった(政策)金利が、また下がると思っているからだ。
5年金利に、今のインフレ懸念が最も反映されている。
為替相場にとっても、今は5年金利が最も重要だ。
次は、ドル円レートと米5年国債利回りの連動性を見たものだが、ユーロや豪ドルでも5年利回りとの連動性が見られる。
そうなってくると、5年利回りが新型コロナウィルス感染拡大前の1.6%あたりを越えてくると、株式のPERが修正(要は、低下)して、株価も調整することになるのではないか?
なお、そうなると、ドル/円レートは、米5年国債利回りの連動性から120円を超えてくるのかというと、そうはならないだろう。
更に、ドル/円レートは原油価格の影響も大きく受ける。ここに来ての原油価格の下落をどう判断するのかも難しい。協調備蓄放出におる一過性ものになるのか?
まぁ、こうしたことは改めて考えよう。
今回は、足元では、米5年国債利回りが最も注目される金利ということだけ。
そして、米5年国債利回りが上昇し続けるのかも、改めて、考えよう。
これを書いているとき、日経平均は500円近く下げているが、日々の動きの範囲内だろう。TOPIXは2000も割っていない。
参考 米国債利回りは次のサイトで見られる。
債券 | Reuters 多少更新が遅い気がする
Rates & Bonds Market Headlines | Reuters 多少更新が遅い気がする
Latest bond rates, interest rates, Libor and interbank rates - FT.com
多少更新が遅い気がする
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