《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》2300銘柄をチェックしました。
おはようございます、松下です。
昨日、仕事の関係で、
東証一部銘柄2300強の全ての
月足チャートを確認しました。
私が使っているチャートソフト
「株の達人」には、自動表示機能という
ものがあり、特定の市場や銘柄群を指定して、
ボタン1つで自動に銘柄を表示させることが可能です。
昨日は、夕方5時くらいに自動表示を開始、
表示間隔2秒で、途中に夕食を挟み、
22時くらいまで作業を続けました。
現在東証一部には2346銘柄が登録されており、
その全てを2秒間で表示すると、4692秒かかります。
これを60で割ると78分かかることになり、
ただチャートを見るだけの時間が、
1時間18分延々と続きます。
この作業は見るだけが目的ではなく、
銘柄のスクリーニングが目的ですので、
途中に気になるチャートパターンがあれば、
細かくチェックし必要なものは、
お気に入りに登録していきます。
こうして全体として、3時間くらいにおよぶ
チャートチェックが完了しました。
今日これからマザーズの245銘柄をチェックして、
その仕事を仕上げます。
私は投資を始めて1年後に、
既に毎日このチャートチェックを
行っていました。
当時の東証一部銘柄数は1400強、
時間にして50分弱。
当時私は製薬会社に勤めるサラリーマンでしたので、
帰宅後に約1時間、ひたすらチャートのチェックを行いました。
この作業は、私が師と仰ぐ投資家が、
同じ作業を行っていると聞き、
私もすぐにマネしたのです。
当時の私には十分な知識や理解がなく、
この作業はなかなか利益につながりませんでした。
毎日毎日50分間、時には机の前で
寝ながらチャートを見ても、
何も分かりませんでした。
訳も分からずに、ただ尊敬する師匠が
やっている作業だからという理由だけで、
必死にチャートを見続けました。
そしていつの間にか、
私は利益を上げられるようになりました。
何をやっているのか、
何を見ているのかさえ分からなかった、
毎日1時間のチャートチェックも、
知らず知らずのうちに私の血肉になっていたようです。
それから約15年が過ぎ、
私は同じ作業で注目銘柄を選んでいます。
今では2秒の表示時間の間に、
様々な情報を読み取ることができます。
千里の道も一歩から
ちりも積もれば山となる
小さな行いの積み重ねの力を
表すことわざはたくさんありますが、
積み重ねや繰り返しの作業は、
着実に私たちに力を与えてくれます。
今は何をやっているか分からず、
それが何の利益にもつながっていないように
思えても、5年後、10年後に着実に力になる
毎日の作業があります。
そんな作業を毎日積み重ねてください。
毎日1時間のチャートチェックも、
確実な力になるのです。
よろしいですか?