マーケットの賢人と冒険しよう!常勝ジャングルクルーズ【第5回】T.K氏
【第5回】
T.K氏
・スキャルピングこそEAの真骨頂!?
「メンタルに左右されない」とか「時間を有意義につかえる」など、自動売買のメリットはいくつもあるだろう。ことさらスキャルピングのように短期間での取引を行う場合は、特にその恩恵を感じることができるはず。そんなスキャルピング系EAの中で、今回注目したのは11月10日にリリースされた『SpeedScalpingEx』という新進気鋭のEAだ。
バックテストのスコアは優秀ながら、価格は少々お高めの10万円。しかし、このEAにはそれだけの価値と自信があるはず!というわけで、今回はその製作者であるT.K氏を直撃した。
ただし、今回のインタビューも顔出しはNGとのことで、残念ながら文章のみのページとなってしまったことにはご理解をいただきたい。
・開発に2年を費やし完成
『SpeedScalpingEx』の開発を始めたのは約2年前。FXはそれよりも以前からやっていたというT.K氏だが、裁量での取引に限界を感じ、しばらくは取引からは離れていた。しかし、仕事の関係で再びFXに関わることになり、個人的にもEAでの自動売買プログラムの開発を思い立ったという。
「もともとアイデアはあったので、比較的容易に実現できるかと思ってたんです。しかし実際はかなり大変で、何度もあきらめかけましたね。しかしある時、一定の期間で大きな利益を取っていることに気が付き、それを検証していく過程で徐々に成績が改善されていったんです」
・使えるアイデアをモディファイ
もともと、VBなどのプログラムを使えるエンジニアだったということもあり、技術的にはMQL4での開発には抵抗がなかったというT.K氏。しかし、プログラムのアイデアは様々なところから吸収し、さらに自分なりに試行錯誤を行ったという。
「最初はやはり商材などを買って、そこからノウハウ蓄積していきました。正直あまり使えるようなものはなかったんですけど、よく使われている手法といいますか、比較的に優位性の高いプログラムの傾向なんかを理解するのには有益だったのかもしれませんね」
・裁量トレードに限界を感じたエンジニアが本気で作ったEA
『SpeedScalpingEx』の特徴は、なにより勝率が高いこと。さらに、複利運用やトレーリングストップ機能を搭載し、月80回以上のトレード回数を実現している点にも注目したい。また、パラメーターの設定もシンプルでありながら、複利運用の値やストップロスの設定なども容易に行うことが可能だ。通貨ペアはUSDJPYで、基本は15分足での運用が前提とのこと。
ちなみにT.K氏はこのインタビューで、新たなEA開発のためのアイデアを語ってくれたのだが、残念ながらここでの公表はNG。ただし、かなり“画期的なEA”だということだけはお伝えしておこう。
INTERVIEWER
永元辰雄
某自動車雑誌の編集者を経て、2017年11月より株式会社ゴゴジャン(メディア営業部)に入社。『投資家の英知をすべての人に。』の企業理念に共感し、それを実現すべく奔走中。優れた投資家やシステム開発者の方々にインタビューを行うことで経済的自由を勝ち取る野望を抱く。
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