マーケットの賢人と冒険しよう!常勝ジャングルクルーズ【第6回】盲点FX氏
【第6回】
盲点FX氏
・トレードの盲点を突くベテラン開発者
「人の行く裏に道あり花の山」とあるように、誰もが思いつくような手法では相場を生き抜くことは難しい。そんな魑魅魍魎が跋扈するマーケットで、その隙間をかいくぐるような術を示し続けている人物がいる。『MyPyramidシリーズ』などの開発者で知られる盲点FX氏だ。今回も唐突にインタビューを申し込むという形で、半ば強引に話をお聞きする機会をいただいた。
・プログラムの限界を超える
FXはリーマンショック前からやっていたという盲点FX氏。その過程で、あらゆる手法を研究し試してきたという。
「FXの手法と呼ばれるものはほとんど試したと思います。もちろん、その結果は様々でしたが、その過程で僕が感じたのはプログラムには限界があるということでした。もちろんプログラムでは勝てないというわけではなくて、効率化という意味での限界です。それをどう克服するかというのがアイデアの出発点と言っていいのかもしれません」
・時間を無駄にしないトレード
では、盲点FX氏の考える効率的なトレードとはいかなるものなのか。
「できるだけトレード時間を短くするのが重要だと思っています。特に時間を無駄にしたくないというのもありますし、価格が動くタイミングというのは特定のパターンがあるので、それだけを狙うことでリスクも軽減できると思っています。例えば指標発表などのイベントがそのタイミングですよね」
・指標発表を狙ったシステムとは
そうしたアイデアを製品という形でリリースしている盲点FX氏。中でも『指標発表トレード専用MyPyramid』はその代表作と言っていいだろう。では“指標発表トレード”とはいかなるものなのか。
「経済指標は特定の時間に発表されますが、その時間を見計らってトレードすることです。特に注目度の高い米雇用統計などでサプライズがあれば、その瞬間に大きく動くので、うまくいけば一瞬で利益を得ることができます。やり方はいろいろありますが『指標発表トレード専用MyPyramid』では“直前に上下に逆指値を仕掛ける”というシステムです。あとはピラミッティングで利益を膨らませるなど、ポジションサイズを工夫してオーダーすることも可能です」
ちなみに『指標発表トレード専用MyPyramid』の販売ページでは具体的な手法や仕組みも解説している。気になった人はチェックしておいて損はないだろう。
・完璧なものはない
また、どんなものも「完璧なものはない」という盲点FX氏。たとえEAであろうと無謀な取引を行えば、待っているのは破滅である。
「システムトレードでも裁量でも油断することなく、身の丈に合った有効なトレードを淡々とこなせば、おのずと利益はついてくるものです。そういう意味ではメンタルのコントロールもはやり重要で、利益を出して自慢したがるようではまだまだ未熟だと思っていいでしょう。逆に大きな利益を出したあとは要注意です。経験上、大きな利益のあとに大きな損失が待っていますから」
盲点FX氏もそうした油断を数多く経験したという。ちなみに彼はそのことを『万能心』と呼んでいたが、言い得て妙だと思った。誰しも勝ちが続くと神様にでもなった気分になるもの。しかし、マーケットの世界で万能であり完璧なものなどありはしない。まさしく天罰が下る罰当たりな思い上がりだというわけだ。
盲点FX氏の作品(抜粋)
INTERVIEWER
永元辰雄
某自動車雑誌の編集者を経て、2017年11月より株式会社ゴゴジャン(メディア営業部)に入社。『投資家の英知をすべての人に。』の企業理念に共感し、それを実現すべく奔走中。優れた投資家やシステム開発者の方々にインタビューを行うことで経済的自由を勝ち取る野望を抱く。
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