《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》暴落を利益に変える
おはようございます、松下です。
昨日のNYダウは小幅反落。
場中は上昇したものの、引けにかけて
値を削られました。
一旦暴落から、落ち着きどころを
探る値動きです。
暴落を利益に変える。
ネットの投資系情報商材の
コピーにありそうな文言です。
今回のNYダウの大暴落、
それに続く国内市場の暴落を目の当たりにし、
この言葉のようなことができたらいいな、
と思った人もいるでしょう。
この言葉から連想することは、
暴落を事前に察知し、先回りして売っておいて、
実際暴落が起こった時に、巨大な利益を
手にする売りトレードのイメージです。
しかし、ネットによく見るこの手のコピーも、
事前に暴落を察知できるケースはほとんどありません。
実際、今回のNYダウや日経平均株価の暴落も、
事前にピンポイントで予想することは、
ほとんどできなかったでしょう。
もし、「私は予想して売っていた」という人がいたとすれば、
試しに売っていて暴落したからそう言っている、
というケースがほとんどだと思います。
あるいは、常に買いポジションと売りポジションの
両方を保有し続けるような、鞘取りに近い
ルールを準備している人かもしれません。
私も、暴落を利益に変えることに賛成です。
ただし私の意味するところは、
今回の暴落の経験をしっかりと糧にして、
今後の資金管理やルールに、
暴落時や急変時の対応を決めておくこと。
今回、資金管理やルールを決めておらず、
この暴落で損を拡大してしまった人は、
次の暴落に備え資金管理やルールを修正し、
準備すれば、それは今回の暴落の経験を、
次の暴落時の利益に変えることを意味します。
投資を続ける限り、
投資家は常に暴落に遭遇します。
今回の暴落の経験を、
あなたなりに利益に変えてください。
さらに一歩踏み込んで、
今回の暴落を事前に予想できなかったか、
事前に売れなかったか、と考えることも、
もちろん大賛成です。
暴落の中でも利益を上げられるようになってください。
よろしいですか?