《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》獲れなかった利益を次につかむために
おはようございます、松下です。
株式市場では、まだまだ
混乱が過ぎ去ったわけではありませんが、
市場にいる投資家は、今回の暴落から
次への糧を得て準備していくことも必要です。
特に今回の国内株式市場では、
10月に史上初の16連騰、
その後の11月から1月にかけて、
26年ぶりの高値切り上げ相場と続きましたので、
ある意味で市場は熱狂していました。
そこに降ってわいた今回の急落ですので、
熱狂から急転直下、場合によっては
奈落の底に突き落とされた気分の
投資家もいることでしょう。
それが損失の拡大だったとしても、
含み利益の消失だったとしても、
今日も相場にいる以上、今日、そして
明日への準備をする必要があります。
特に高値圏で含み利益を有しながら、
それが消失してしまった人へアドバイスします。
消えてなくなった含み利益は、
結局は獲れなかった利益です。
含み利益を一定レベルで実現できていないのは、
利食いの準備、あるいは下落への準備が十分で
なかったことを意味します。
今の状態のままで投資を続ければ、
例え相場が持ち直し、再び含み利益が
回復したとしても、次もまた高値圏での
利益を獲得することは難しいでしょう。
相場はいつも期待と落胆を
繰り返すようにできています。
それが相場であり、
それが人です。
この循環に終わりはありません。
だから投資家は、この循環に準備します。
今すぐ、利食いルールを準備してください。
今すぐ、下落したらどうするのか?と考え、
準備してください。
今から準備を始めても、
納得のいく答えに辿り着くのは随分先です。
しかし、今始めなければ、
もっと遅くなってしまいます。
投資とは、この繰り返しです。
そうして投資家は強くなっていきます。
傷ついたら、そこから強くなりましょう。
次には、もっと大きな利益が獲れるでしょう。
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