《東洋経済ONLINEにコラム掲載中》暴落時に差が出る投資家の力量
おはようございます、松下です。
昨日のNYダウは続伸。
5営業日連続の陽線引け。
上海総合指数は小幅反発です。
米ドル/円は続落して106円台前半。
NY Goldは同値圏での値動きです。
NYダウが少しずつ歩調を強めており、
今回の急落相場が、徐々に落ち着きを
取戻しつつあります。
NYダウは史上最高値から、
史上最大の下げ幅の下落、
日経平均株価は26年ぶりの高値からの、
一気の下落となり、株式市場の投資家は
一気に冷まされました。
今回の急落劇と、その対応を振り返ると、
利益を上げる投資家と、損をする投資家の
差が明確に分かります。
その差とは、
「全ての可能性に、事前準備ができているかどうか?」
です。
利益を上げる投資家というのは、
暴落であろうが、急落であろうが、
下落に対する準備はできています。
その準備とは、
1.利食いの売り、2.損切りの売り、
3.新たなエントリーの売り、の3つです。
これ以外の準備はありません。
いずれかのルールの条件が成立すれば、
利食いするか、損切りするか、新たに
売りエントリーを仕掛けます。
しかし、損をする投資家は、
事前の準備が不十分で、
「こんなに急激に大きく下げるとは思わなかった」と
パニックになり、どうしたらいいのかと、
含み利益を飛ばし、損失を拡大させ、
両建てにしたり、闇雲に空売りしたりします。
両者の行動とその理由を見れば、
利益と損失と言う結果の違いが、
明らかになると思います。
それを確認した上で、
あなた自身が、どちらの投資家なのか、
振り返ってみてください。
これから何を学べば良いのか、
準備すれば良いのか、分かるはずです。
忘れないでください。
相場は、私たちの予想や
ちっぽけな想像など、はるかに超えて、
思いもかけない値動きを起こします。
誰もNYダウが1日の、それもごく短い時間に
1600ドルも下落するなどとは、想像できなかったはずです。
端から想像できない、予想できないものだと思って、
投資に臨んでください。
そうすると、暴落も少し楽に対処できるようになります。
よろしいですか?