相場における価格動向の構成素 -プライスアクション研究記録【旧ダウ理論とRSI】 part 1-
FX
久しぶりの投稿になります。最後の記事は4月に投稿していたみたいなので、4か月ほど経ってしまいました
「RSIとダウ理論」という題目で連載をしていましたが、考えた末、「プライスアクション研究記録」に名前を変えました。
以前の記事たちは、こちらから
以前の記事では
だいぶ時間が過ぎてしまったので、どんな感じだったかまとめてみます。
1. RSIに最小限の改造(改造とも言えないほどですが)を施して、価格の動きに沿うものを開発。
2.そのRSIを使用することで、終値における支持と抵抗が定義づけできる。→客観的な見方が可能になる
3.それをあーだこーだすると、価格の動きが見えやすくなり、売買シグナル考案につなげやすくなる→「あーだこーだする」のが今の課題です。
つまり、売買シグナルを提示してくれるようなインジケータではなく、チャートリーディングをより客観的にする。
便利系ツールのようなインジケータを開発している最中という内容で投稿していました。
これはあくまで個人的な意見にしか過ぎないのですが、チャートリーディングを徹底的に勉強・研究しなければ、売買シグナルの考案に苦労するのではないかと考えています。
ゆえに、まずは便利系ツール開発に着手しているといった状態でした。
では、前置きはここまでにして、本題に入ります。
あーだこーだしてみた。
改造したRSIを使用して、いろいろ見てみたのですが、
このRSIで見る必要ないんじゃない?
このRSIで見る必要ないんじゃない?
という結論にたどり着きました。
プライスアクションを見るのであれば、やはり価格を見ていかないと意味がない。
当たり前のことなのに、僕はインジケータで戦略を練っていると忘れがちです...
なので、チャートをまっさらな状態に一度戻します。
※改造したRSIは別の記事でまた書いていきます。使用価値ゼロというわけではなさそう。
まずは、チャートの構造を2つのグループに分けてみます。
1.ろうそく足
2.価格線
移動平均線やボリンジャーバンド等のインジケータを加えない状態だと、この二種類で構成されているとします。
それぞれの構成素を見ていきます。
ろうそく足
世界中のトレーダーたちのベストフレンド的な存在。シンプルそうに見えて、案外複雑だったりする。
そんなやつ。
- ロウソク足の構成 -
実体(Body)→その時間足において、買い勢と売り勢、そのどちらが優勢なのかを示している
ひげ(Wick)→その時間足において、買い勢と売り勢が記録することのできた最高値・最安値
実体(Body)→その時間足において、買い勢と売り勢、そのどちらが優勢なのかを示している
ひげ(Wick)→その時間足において、買い勢と売り勢が記録することのできた最高値・最安値
一時間足なら、一時間のうち、日足ならその一日の中で、どんなことが起きたのかを視覚的に見せてくれるインジケータです。
ロウソク足インジケータにおいて、相場の動向を示しているのは、実体だといわれていますよね。
ひげ(Wick)はある意味、買い勢と売り勢の努力の軌跡みたいなものなのかもしれませんね。
ここまでは上げれた(最高値)、ここまでは下げれた(最安値)といったような感じ。
ここまでは上げれた(最高値)、ここまでは下げれた(最安値)といったような感じ。
次はロウソク足の代表的な種類です。
- ロウソク足の種類 -
1.実体(Body)の種類
i. 陽線(上昇足、買い勢が優勢)
ii. 陰線(下降足、売り勢が優勢)
iii. 同時線(中立、気迷いともいわれる)
2.ひげの種類
i. 上髭(上影)優勢
ii. 下髭(下影)優勢
iii. ひげなし(上髭と下影が同じ)
iii. ひげなし(上髭と下影が同じ)
3. 実体とひげの混合型
i. 陽線+上髭優勢 = 上髭陽線、陽線+下髭優勢 = 下髭陽線、陽線+中立=ひげなし陽線
ii. 陰線 +上髭優勢 = 上髭陰線、陰線+下髭優勢 =下髭陰線、陰線+中立=ひげなし陰線
iii. 同時線+上影優勢=上影同時線、同時線+下髭優勢=下髭同時線、同時線+ひげなし=ひげなし同時線
iii. 同時線+上影優勢=上影同時線、同時線+下髭優勢=下髭同時線、同時線+ひげなし=ひげなし同時線
これらの解釈はまた別の記事で書きます。
価格線
ラインチャートとも呼ばれるやつです。
ロウソク足もこの価格線で構成されています。
- 価格線の構成 -
- 始値(Open)
- 高値(High)
- 安値(Low)
- 終値(Close)
画像で見たほうが早いので、添付しました。↓
この4つの線の動きを見やすくしようとしてロウソク足などのいろいろなチャート体系が今まで誕生してきた。
組み合わせてみると、こんな感じ
ちょっと見づらい。
でも、イメージはこんな感じです。
ロウソク足だけを見ようとすると、一本ごとの状況は汲み取れても、トレンドの把握は難しい。
価格線と組み合わせることで、トレンドの把握が少しだけ見やすくなるのかもしれない、そう考えたりもします。
今までロウソク足の複合線等の見方を調べたりしてみましたが、感嘆するほど芸術の域とも呼べるような見方ばかり。
なので、なるべくこの連載では客観性(普遍性?)を重視した連載にしていこうと思います。
休憩
これ以上長くなるのもよくないと思うので、続きはまた次の記事で書こうと思います。
今回の記事では、移動平均線やボリンジャーバンド等をしようせずに、価格の動きだけに注目するためにチャートの構造に触れてみました。
次の記事の内容はこの続きからもう少し深堀り出来ればと考えてます。
パラメーターの項目は、上から
おまけ
MT4にもラインチャートが標準搭載されていますが、終値だけ表示されるようです。
ほかの価格線も見たい方がいましたら、ラインチャートのインジケータを無料出品しておいたので、自由に使ってください。
パラメーターの項目は、上から
線の種類
線の太さ
始値の色
高値の色
安値の色
終値の色
パネルの横幅
パネルの縦幅
文字のサイズ
ボタンの横幅
ボタンの縦幅
チャートの背景色
※チャートの背景色は、ご自身の設定しておいた背景色に変えた上で使用していただくことをおすすめします。
Candle-Onというボタンで価格線だけを表示するために必要な項目です。
背景色の確認方法は、キーボードのF8を押せば見れます。
※チャートの背景色は、ご自身の設定しておいた背景色に変えた上で使用していただくことをおすすめします。
Candle-Onというボタンで価格線だけを表示するために必要な項目です。
背景色の確認方法は、キーボードのF8を押せば見れます。
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