米国経済の認識 今はまだ成長、先行き不安、価格高
経済情報
米国経済を認識するには、先日発表になったPhilly Fed Index が適当だ。
(1)8月のPhilly Fed IndexはISMで53、実質GDPで2%強の成長に相当する。
米国経済はまだ成長している。雇用も強い、日本株にとってもポジティブな材料だ。
(2)半年後の景気見通し塩数は大幅低下。
経済の先行きには大きな不安がある。リセッションの可能性は高い。しかし、リセッションには陥らないという見方も多い。雇用が堅調だからだ。
リセッションに陥るかどうかは大きな問題。陥るなら日本株も持たないだろうが、今のところ日本では、米国がリセッションに陥ると考える人は少ないようだ。多くの国がエネルギー不足に悩まされているが、米国は無縁だからだろう。
(3)価格高
価格指数がここまで高くなったのは70年代まで遡らないとない。しかも、景気指数が低下してきているのに、価格指数は高止まったままだ。リーマンショックの時もそうだった。
価格高。賃金プッシュインフレーソン。これが沈静化するかどうか。沈静化しないなら、リセッションを引き起こしてでも利上げは続けられるだろう。
こうしてみると、株価が堅調を続けられるとすると、リセッションが起こらず、インフレが鎮静化するということになる。米国の雇用が多少軟化しても雇用市場が崩れることはないという見方があること。米国がリセッションい陥らなくても、中国経済や欧州経済の軟化が物価沈静化につながるという見方もあることなどから、都合よくいくかもしれない。というわけにはいかないだろうなぁ。
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