仮想通貨相場分析【8月30日】
仮想通貨実践投資記事 8月30日
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【仮想通貨相場分析】
先週からの仮想通貨の価格の
変動(1週間)を以下のように
まとめています
表示:現在価格(1週間前からの増減)
ビットコイン 273万円(-7%)
イーサリアム 201000円(-7%)
バイナンスコイン 38000円(-6%)
リップル44円(-6%)
ソラナ 4900円(-5%)
カルダノ 61円(-3.5%)
ポルカドット 960円(-5%)
Avalanche 2650円(-14%)
ユニスワップ820円(-13%)
ICP 860円(-1%)
ビットコインは先週300万円弱でしたが、さらに下落調整があり、現在270万円の水準で推移をしています。
ビットコイン日足チャート(ドル)
日足チャートでは6月から短期で安値を小刻みに切り上げ徐々に価格上昇をしていましたが、8月19日から20日にかけて大きな下落調整があり、現在の価格となっています。
先週注目されている節目の価格帯である20000ドルの価格については、下に割ったところで価格がとどまっている状況です。
価格的には19600ドルと20000ドルを割っていますが、ゾーンとしてはまだ完全に抜けきれていないともいます。
チャートに今年の6月からの安値に水平ライン(赤線)を引いていますが、価格がそのあたりまで戻しているが分かります。
現在の価格帯まで戻したことで、上値26000ドル、下値180000ドルのレンジ相場内に現在価格があるといえそうです。
このレンジ相場内でしばらく行ったり来たりするのか、それとも下値のラインを更に割るかということろが注目ポイントと言えます。
次に週足チャート(ドル)をみてみましょう。
以下のような分析をこれまでしています。
・2017年末バブルの最高価格からは反発し、短期で右肩上がりで上昇してきているが、6月の安値水準まで下落
・200日移動平均線(オレンジの線)を下回る
という状況となっています。
日足チャートでの分析と同じで、赤枠で囲んだレンジ相場内でどのような動きをしていくかが注目です。
今回の大きな下落については、ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言で「インフレ抑制をやり遂げるまで続ける必要がある」というものが発端となっているようです。
利下げ転換の期待もあったかもしれませんが、しばらく金利での引き締めは続きそうです。
しかしながら、投資家の中では更に下落も考慮した戦略も取っている人が多そうな印象なので、どちらに転んでも自分がどのような対応をすべきなのかは想定していくことがいいのではないでしょうか。
今回の下落では、個人的にこれまで以上に悲壮感がただよっているような印象を感じているのも確かです。
【コインゲッコーの国内通貨ランキング】
https://twitter.com/CoinGeckoJapan/status/1563117055422803968
コインゲッコーは仮想通貨の価格配信サイトとして有名ですが、8月末での国内通貨ランキングが発表されました。
これはおそらくコインゲッコーのサイトで通貨を閲覧された回数からランキングを取っていると思います。
つまりランキング1位の通貨は一番その通貨のページが見られているということです。
ランキングでは
1:Ronin
2:Tenset
3:Cosmos
4:Stepn
5:bitcoin
となっています。
https://twitter.com/CoinGeckoJapan/status/1563117055422803968
Roninというのは仮想通貨のブリッジサイトですが、こんなニュースがでています。
世界で最も人気の高いNFTビデオゲームの1つである「Axie Infinity」をサポートするネットワークを標的とした最近のサイバー攻撃で、6億ドル(約730億円)相当超が盗まれた。Ronin Networkは、Axie Infinity内外で仮想通貨(暗号資産)を転送するための、ゲームとブロックチェーンを結ぶ橋渡しの役割を担っていた。
https://japan.cnet.com/article/35185655/
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かなりの額のハッキングを受けているようです。
Tensetについても私はよく知りません。が、ネットで調べてみると日本人のインフルエンサーが宣伝をしているようです。
Cosmosについては、以前から知っていますが、なぜこれが日本ではランキング3位なのでしょうか?
Cosomos自体は特に問題があるというわけではないと思いますが、以前国内でCosmosを推奨する情報商材があったと聞いており、その影響ではないかと感じています。
Cosmosについては、通貨を預けることで金利を得ることができますが、おそらくCosmosを勧めていた人は、自身のところで預けさせることで運用を行い、その人も金利報酬を得るというのが目的なのかもしれません。
(通貨を預ける場合は預け先を選ぶ必要があるが、預け先も預ける人に代わり運用するため、金利を得ることができる。)
そうでないとなぜCosmosが人気ランキングの上位に入るのか他に考えにくいからです。
そして、次にStepn、StepnはNFTのシューズを購入し、実際にスマホを保有した状況で歩くことで通貨の報酬が得られる仕組みとなっています。
一時期は大きな人気となっていますが、通貨が暴落してからはほとんど聞くことがなくなっていましたが、国内ランキングでは上位に入っています。
私がこれらを見て感じるのは「すぐ稼げる」みたいなもので宣伝されている印象のものばかりです。
そしてそのような内容に扇動されて見ている人が日本人には多いような感じです。
私がおっている情報では普段は耳にしないものばかりが、コインゲッコーの国内上位ランキングに上がってくるので不思議に思っていました。
現状で言えば、イーサリアムのマージ(大型アップグレード)が9月に半ばにあるので、イーサリアムが上位に来るのが通常なのかなぁと。
また大手VCも見解をだしてましたが、マージに伴いイーサリアムのL2(レイヤー2)ネットワーク関係の銘柄などが注目を集めてくるのでは思います。
国内で上場している銘柄ではMatic(Polygon)もそうですよね。
L2の技術では注目されているZkを来年のはじめにはリリースする予定です。
コカコーラも最近Polygonのネットワークを使ってNFTをリリースするとニュースになりました。
しかしながらなぜかコインゲッコーの国内ランキングでは、将来性があまり具体的に見えてこない銘柄多いような印象です。
米国のランキングはもっと日本とは違います。
自分がこれまで運用してきて、どのように運用すべきであったか、すぐ稼げるといった内容に飛びついて利益はどうだったか?など振り返ることも重要だと思います。
インフルエンサーは彼らにメリットがないと宣伝することはあまりないのではないでしょうか?
一時的に価格が上がって、気づいたら損をしていた、価格が戻らないなどは将来性がある銘柄とは言えないと思います。
よろしいですか?