「見える化インジケータ」の活用(その82)
今回は、少し趣向を変えて「Trend
Line EX」の使い方について解説します。
1. 「Trend Line EX」の使い方
今回は、一連の「見える化インジケータ」を駆使して、どのように「Trend Line EX」
を使っていくのかをご紹介します。主として、日足、4時間足などの長期足をベースにして、トレード戦略をどう組み立てていくのかについて順に述べていきます。
(注:2023年2月22日14:00の時点の分析によるものです。)
2. 「究極の逆相関インジケータ」を日足チャートに導入します。
相関係数の列【Corr】で、降順に並び替えます。これで、逆相関(負の値が大きい)通貨ペアを探します。カラーが赤色(または赤色系)になっている通貨ペアで、ボラティリティ[DEV]が大きく、かつ変化率[DIFf]の絶対値が大きい通貨ペアに注目します。最も大きい通貨ペアには、▲と▼のマークが付いているので、すぐに見つけることができます。
USDJPYとNZDUSDの逆相関係数が大きく、なおかつボラティリティも大で、急上昇推奨通貨ペアがUSDJPY、急下降推奨通貨ペアがNZDUSDとなっています。
従って、USDJPYを買いで、NZDUSDを売りでトレードするのが最も良いという情報を入手できます。
3. 「天底Searchインジケータ」を使ってみる。
「天底Searchインジケータ」は、長期時間足における天底の位置を教えてくれるインジケータですが、相対的ボラティリティについても知らせてくれます。テクニカル指標の一種と考えてください。
[Avg]で【VOLA】の「降順に並び替えると、なんと相対的ボラティリティでUSDJPYが最も大きいことが示されました。期間1か月では、NZDUSDが最も大きく5.52で、次に大きいのがUSDJPYで5.30です。方向性矢印は、もちろんUSDJPYが↑、NZDUSDが↓になっています。
なぜ、NZDUSDとUSDJPYの相対的なボラティリティが大きいのか、理由は不明ですが、テクニカル指標的に、ボラティリティが大きいことが示されたわけです。
4. 「日足通貨強弱」チャートを見てみる。
USDが最も強く上向き、JPYとNZDが下向きです。全体を波として捉えると、現在は収束期にあり、次に拡散期に入って、上下に広がっていくように見えます。
日足通貨強弱で見ても、「USDJPYを買い」、「NZDUSDを売る」という結論になります。
5. 「見える化インジケータ」で他の通貨ペアと比べて、波としての動向を把握します。
「8CP見える化インジケータ」London版です。
インジケータは、日足に導入しています。
緑色太線のラインがUSDJPYです。大きな波動の中で、今まで下げてきたラインが反転し、上に向かいつつあることが「見える化」できます。
「8CP見える化インジケータ」Oceania版です。
水色太線のグラフがNZDUSDです。これも、大きな波動の中で、今まで上げてきたラインが反転し、下に向かいつつあることが「見える化」されています。
6. 日足チャートに「Trend Line EX」を適用する。
さて、いよいよ「Trend Line
EX」の出番です。
まずUSDJPYの日足チャートから
既に下降トレンドラインを上抜け、EMA20も上抜け、EMA200も上抜けしています。エントリーするには遅すぎくらいですが、日足なので、少しくらい遅れても大丈夫です。
このままエイヤッと買いエントリーしても良いでしょう。慎重な方でしたら、下位足(例えば15分足など)に「Trend Line EX」を導入して、「MA20越え買いエントリー」機能でエントリーしても良いでしょう。そうすれば、少しでも安い価格で買うことができるでしょう。
チャートからは、レジサポラインに当たっているようにも見えますので、「Trend Line EX」でトレンドラインを水平に引いて、この水平線を上抜けしたらエントリーするという使い方もできます。
NZDUSDの日足チャート
まるでUSDJPYを鏡に映したようなチャートです。既に上昇トレンドラインを割り込み、EMA20を下抜け、EMA200を下抜けしています。エントリーするにはやや遅すぎるくらい(EMA200を割ってから5日目)ですが、売りで攻めましょう。
「Trend Line EX」を使うのであれば、下位足(例えば15分足など)に「Trend Line EX」を導入して、「MA20割れ売りエントリー」機能でエントリーしても良いですし、「Trend Line EX」でトレンドラインを水平に引いて、この水平線を下抜けしたら売りエントリーするという使い方もできます。
では、実際に短期足(USDJPY、5分足)に「Trend
Line EX」を入れてみました。
あとは、放っておくだけです。エントリーが完了したら、しばらく時間を置いて、上昇トレンドラインが引けるようになってから、決済用のトレンドライン(TLX)を引くことになります。
その後のチャート
USDJPYの15分足チャートです。
半自動で引かれたトレンドライン越えのエントリーではなくて、EMA20越えのエントリーにより、自動で買いポジションが建てられました。その後しばらくレンジ状態を推移しますが、長期足のトレンド分析の通り、上に向かってキックスタートが開始しました。
あとは、どこまで伸ばすかというところですが、日足の分析では上昇の余地がかなりありますので、次のレジサポラインの138.8までなら400pips、その次のレジサポラインの142.2までなら740pips程度の値幅が期待できそうです。
「Trend Line EX」
ここまで来れば、半自動EA「Trend Line EX」で「果報は寝て待て」状態になりますので、毎日含み益の値が増えていくのを楽しく眺めながら、ゆとりのトレード「王道のトレード」が実践できることになります。
※「Trend Line EX」
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/42257
※究極の逆相関インジケータ
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/41656
※天底Searchインジケータ
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/42505
※「8C通貨強弱見える化インジケータ」にご興味のある方は、以下のページをご参照ださい。
MT4版 https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/39150
MT5版 https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/39159
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