「ラインスカウター」を使って15分足でエントリーする手順
今回は、購入者より「15分足でエントリーをする具体的な手順を教えてほしい。」との要望にお答します。
15足といえどもまずは日足で相場の大きな流れを確認します。
EUR/USD日足チャートでは、直近で大きく価格が上昇して少し勢いが落ち着いたところ。
現在の価格の上にある4時間足で意識されるオレンジ(96)ラインを実体が上抜けたらこのまま上昇の勢いがつくか。
または、下にあるオレンジライン(144)を実体が下抜けると、勢いよく上昇した分一気に下降することが考えられます。
時間足を落として4時間足。
黄色丸で勢いよく上昇して、ジリジリ下がっています。
勢いよく上昇した部分は抵抗がないエリアとなるので、現在値直下の4時間足で意識されるオレンジライン(144)を実体が下抜けると大きく下落することがイメージできます。
上昇するとしたら現在値の上にあるオレンジライン(96)を実体が上抜けたら上昇方向に動きそうですが、勢いがないので流れができるまでには数日かかりそうです。
15分足でのエントリーを考えると、狙い目はオレンジライン(144)を実体が抜けた時。
黄色丸の範囲程度で一気に落ちた所を狙うのが効率よさそうです。
1時間足チャート
更に分かりやすく、勢いよく上昇して勢いがなくなりレンジとなっていますが、高値・安値を更新してズルズル下がっています。
オレンジライン(144)を下抜けると一気に下げそうな形です。
トレードのシナリオとしては、下落をかすめ取るイメージができました。
具体的には、TPを下のオレンジライン(96)付近で60PIPS程度、SLを現在値付近のオレンジライン(144)の少し上で15PIPS程度と考えます。
15分足チャート
更に時間足を下げるとオレンジのラインがしっかり効いていることが確認できます。
エントリーのタイミングは黄色丸付近。
確実にローソク足の実体で抜けが確定した場合、または更に下位足で戻し売り・押し目買いの形を確認してのエントリーです。
5分足チャート
押し目買い・戻し売りのタイミングを計ると黄色付近が考えられます。
以上、日足から5分足までのチャートを確認したまとめは、
①日足チャート(数週間~月の方向感)
上昇の流れから一旦落ち着き、買い目線だが数日間は方向感がなさそう。
②4時間足(数日~1週間の方向感)
勢いよく上昇した分、下落に転じた場合は短期間で急激に落ちる可能性あり。
レンジ・上昇の流れとなれば数日かかるか。
③1時間足(4時間~2・3日の方向感)
はっきりレンジを確認できる。上昇の流れとなるには半日~2日位かかるか?
下降の流れとなるには数分~数時間以内にエントリータイミングがありそう。
④15分足(~1日の方向感)5分足(~数時間の方向感)
エントリーのタイミングをはかるためのポイント。
という感じです。よくある環境認識のお話となりますが、上位時間足より相場の流れを分析していきます。
環境認識では、相場の流れを確認するのですが、利確や損益した場合の価格差についつい目が行きますが、エントリーした場合の保有時間をイメージすることが大事と考えます。
利確した場合、損切した場合、どれだけの損益があり、ポジションをどれだけの時間保有することになるかをしっかりイメージすることが大事です。
エントリーのシナリオができたら、エントリーのトリガーとして、ラインスカウターで表示されるラインをローソク足確定時に実体が抜けるか、下位足での戻り売り・押し目買いの形を確認してのエントリーです。
ラインスカウターのレジサポラインの表示は、かなり優秀です。ただし、過去の情報を基に計算されたラインなので未来を約束するものではありません。
ラインに触れた瞬間にエントリーをするのは危険です。ラインにタッチして戻し売り・押し目買いの形の確認や下位足で高値安値の更新等の根拠をもったエントリーが必要です。
よろしいですか?