完全に初心者でもわかるビットコインの基本(第1回)
連載コラム:ゼロからはじめる仮想通貨トレード:第1回
ビットコインとは仮想通貨や暗号通貨と呼ばれるものの代表的なものです。お金そのものだと思っていいです。 お金ではあるのですが、コンピューターやネットワーク上に存在する数列になってるものなので「仮想」や「暗号」の通貨と言われます。 円やドルのように物質ではありません。
ビットコインの単位
単位は、BTC(ビーティーシー)です。 1BTCや500BTCと数えます。また、1XBTとも表示されることがあります。国際基準ISO4217では通貨表記の「頭2文字で国」を、最後の1文字で「国の通貨」を表す必要があります。 USDやJPYという3文字を見れば、FXトレーダーならすぐに理解できると思います。
国の通貨でない場合、先頭をXで表現するルールです。金(Gold)ならXAU、銀ならXAGとなっているアレのことです。 ビットコインは中央機関が管理する通貨ではないので、ISOに従うとXBTが正規表現ですが、BTCの方が一般的に多く使われています。
ビットコインのメリット
政府や中央銀行などの中央機関が関与しておらず、どこかの企業が運営しているものではないことが円やドルとは大きく異なります。メリットは、銀行などを通すことなく個人間でスピーディーな直接送金ができ、手数料もかなり安いのでちょっとした額でも、あなたが世界中のどこにいても世界中の誰とでも決済や送金が可能になることです。
もちろん、お金として買い物をしたり、サービス料金の支払いに使うことも出来ます。
電子マネーとは違う
友人に話した時、「電子マネーと同じじゃないのか?」と聞かれたこともあるのですが違うんですよね。例えば円をチャージして便利に使うのが電子マネーですが、ビットコインは通貨そのものなんです。
たくさんの種類がある
仮想通貨や暗号通貨の種類にはビットコイン以外にも、アルトコインやビットコイン2.0としてグループ分けされるものがいくつもあります。それらのカから代表的なものを紹介します。イーサリアム(Ethereum)
2016年4月現在ではビットコインに次ぐ時価総額第2位にあるイーサリアム(Ethereum)というものは、取引情報ではなく"スマートコントラクト"とよばれる契約情報を記述するようなタイプで、エクスロー取引、信託・預託、デリバティブ、株券、債券などなどの分野での応用が期待されています。 イーサリアムをプラットフォームとし、様々な分野に特化されたプロジェクトが世界各国で次々に開発されています。
ネム(NEM)
NEMはNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称で、金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目標としています。 発行されるクリプトの単位は「XEM」、総発行量は8,999,999,999XEMで、およそ1,600人の投資家に均等に分けられたので採掘というものがありません。
NEMは莫大な資金を使って採掘システムを構築するような一部の採掘者やグループに報酬が偏ってしまうことのない最初の暗号通貨になります。
日本の取引所Zaifの運営会社「テックビューロ」が開発するプライベートブロックチェーン「mijin」はNEMの技術をもとにしており、2015年12月に野村総合研究所と住信SBIネット銀行がブロックチェーンの実証実験にあたりmijinを採用することが発表されるなど注目を高めています。
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