④ラインを学ぶ:『サポートライン』『レジスタンスライン』とは?
実際に値動きに影響のあった、
売り圧力に勝る買い圧力が存在する“谷”を“サポート”と呼び、
買い圧力に勝る売り圧力が存在する“山”を“レジスタンス”と呼びます。
そうしたサポートやレジスタンスで、
反発したり、抜けたりすることが、その後の値動きに影響を与えますので、
各々の目論見に合わせた売買判断の基準となりやすく、
そのレートでは激しい攻防が行われやすいのです。
その、“サポート”と“レジスタンス”に対して、
実際に『ライン(水平線)』を引いたものが、
『サポートライン』や『レジスタンスライン』です。
ラインの抵抗として効力は、過去に、
同じレートで何度抵抗があったか、
どの位の期間そこで取引が行われたか、
によって注目度が増減するので、
自らも注目度の高いところのラインを意識する必要があります。
(二回以上の抵抗があると強く意識される傾向がある)
世界中のトレーダーが意識する、
注目度の高いラインを探すことに難しさは一切なく、
初心者であっても綺麗に引けるラインこそが、
注目度が高くなりやすいといえます。
難しそうなライントレードですが、
難しく考えてはいけないところに真髄がございます。
以下は、
サポートライン・レジスタンスのライン(黄色の水平線)が影響している、
サポレジ転換が起こったケースになります。
【5分足】
3度抵抗したサポートラインを下抜け、その後、
矢印部分では、サポレジ転換による抵抗で、再度落とされています。
(勢いの強いブレイク後はサポレジ転換が起こりやすい)
3度も下支えしていたサポートラインを下抜けたことで、
そのラインがレジスタンスラインとして、
今度は上から抑える役割に転じるという展開です。
トレンド方向に逆らう『ライン』は抜けやすく、
トレンド方向に沿う『ライン』は反発しやすいという特性は、
サポレジ転換を含め、色んな値動きパターンに影響しています。
【15分足】
【5分足】
サポレジ転換後の経過として、
さらに上位の時間足としても、下ブレイクしたタイミングだったこともあり、
直近安値の下ブレイク後に勢いづいて急落いたしました。
綺麗に効いているラインは注目度が高いので、
その後、分かりやすい展開となりやすいです。
ライントレードはこうした定番パターンがいくつかありますが、
それらはネット上でも多く確認できますので、ぜひ、学んでみてください。
何度かお声をいただくのでこちらでもご回答しますが、
『トレンドラインPro2開発者・独自のライントレード方法』などは、
ございませんし、存在してはいけないものです。
あくまで原理原則に沿ったラインを引き、
誰もが意識する定番のライントレードで、
綺麗なチャートを探し出して“多数決”の流れに乗ることに
専念いただければ幸いです。
よろしいですか?