EAの選別
FX
ゲコーです。
シリーズでポートフォリオ作成について解説しています。
前回までは、
- 自動売買と裁量トレードの分散運用
- 取引口座(ブローカー)の分散
- 通貨ペアの分散
- 取引する時間軸の分散
- 取引する時間帯の分散
- トレードタイプの分散
といった、リスクを分散することについて書いてきました。
今回は、実際にどのようなEAを選べばいいのか、かなり主観的ではありますが書いてみようと思います。
ポートフォリオを組むうえで私が一番初めに選ぶ基準は、「一回のトレードで保有するポジション数」です。
言わずもがなですが、ポートフォリオを組むということは複数のEAを同時に稼働させることになります。
それぞれ通貨ペアやトレードタイプの違うEAだったとしても、同時にポジションを持つ可能性もあるわけです。
仮に10個のEAを稼働させた場合、各EAの最大ポジション数が「1」だとしても、ポートフォリオ全体では最大10ポジションを持つ可能性があるわけです。
ひとつのEAにつき0.1ロットで運用しているはずが、気が付いたら全体で1.0ロット保有していた、なんてこともあり得るのです。
そうなると証拠金が不足して強制ロスカットの可能性も出てきます。
最大ポジション数が「1」の場合はEAの稼働数を調整すればいいのですが、複数ポジションを持つEAが混ざっていると証拠金管理が難しくなってきます。
ナンピン・マーチンゲールをおこなうEAが混ざっていたらなおさらです。
なので私が選ぶとすれば、片道最大「1」ポジションの中からポートフォリオ用のEAを選択します。
ナンピン・マーチンゲールEAを使うなら、稼働EAは多くて2つ程度にするでしょう。
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