スキャルピングEAをインジケーター化すべき3つの理由
FX
スキャルピング手法に取り組むトレーダーで、EA(エキスパートアドバイザー)を使うべきか、インジケーターを使うべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。私自身、2021年からゴゴジャンでEAとインジケーターの開発・販売を行っており、両方の開発経験を基に多くのトレード手法を試してきました。そこで導き出した結論が、スキャルピングにおいてはサインインジケーターが最適解であり、スイングトレードではEAが効果的ということです。
この記事では、サインインジケーターを使用するメリットについて、3つの観点から詳しく解説します。特に、スキャルピングにおいてサインインジケーターが優れている理由を理解することで、今後のトレード戦略に役立てていただけるはずです。
1. EAはスイングトレード向きで、スキャルピングには向かない
EAは、あらかじめ設定されたルールに従って自動的に売買を行うプログラムであり、特にスイングトレードやデイトレードに向いています。しかし、スキャルピングではEAの自動化が逆効果になることがあります。
・EAは、指標発表や要人発言など、突発的なイベントに対応できない。
・EAは、環境認識が苦手。エントリーすべき相場と、見送るべき相場を判断できない。
・MT4口座はスプレッドの点で不利。国内のスプレッドが狭いFX会社は、MT4の自動売買に対応していない。
MT4のサインインジケーターを使用することで、実際のトレードはスプレッドの狭いFX会社でトレードを行うことができるようになります。
2. インジケーターは裁量トレードに適している
FXのスキャルピングでは、トレーダー自身が市場の動きをリアルタイムで監視し、売買判断をします。
市場のシグナルを素早くキャッチする必要があるため、スキャルピングにおいては、売買のシグナルを教えてくれるサインインジケーターが有効です。これらのサインインジケーターを使うことで、エントリーポイントやエグジットポイントを的確に判断できるようになります。市場のトレンドや過熱感を確認しながら、売買タイミングを決められる点がサインインジケーターの強みです。
トレードの柔軟性において、EAでは決して真似できないトレードスタイルとしてサインインジケーターによる裁量トレードがあります。例えば、直近のニュースや経済イベントが市場に与える影響を考慮しながら、サインインジケーターの売買シグナルでエントリーすべきかどうかを判断する。こうしたトレードは、EAでは不可能です。
サインインジケーターを使用した裁量トレードにおいて、エントリーするしないの最終的な決定はトレーダー自身が行います。MT4のサインインジケーターを使用することで、秒スキャや分スキャ、デイトレードなど、自分に合ったトレードスタイルが可能となります。
3. スキャルピングにおいて、感情に左右されない取引が最も重要
EAは感情に左右されない取引を実現します。スイングトレードのように数時間から数日かけて利益を伸ばす手法に向いています。
特に、スイングトレードなど長期的なポジションを持つ手法では、EAによるストップロス設定や資金管理が効果を発揮します。しかし、スキャルピングにはEAは必ずしも適していないことがあります。
なぜならスキャルピングでは、素早い判断とタイミングが重要であり、機械的な取引では瞬間的な市場の動きに対応できないことがあるからです。EAは設定されたストップロスや利益確定のルールに従うため、感情に左右されることはありません。一方で、勝っているスキャルパーのトレードの特徴として、経験から導き出された直感的なトレードというのがあります。
サインインジケーターを使用することで、感情に左右されないトレードが実現でき、ルールに沿ったトレードが行えます。
まとめ:スキャルピングにはサインインジケーターが最適
スキャルピングでは、トレーダー自身が市場の動きを観察し、裁量でトレードを行う方が勝率が高まります。特に、サインインジケーターの売買シグナルを用いた裁量トレードではロットを多めに入れることが可能となることから、数pips抜きなどのスキャルピング手法と相性が良いです。
一方で、スイングトレードやデイトレードのような時間をかけた戦略では、EAによる自動化やリスク管理の強みを生かせるため、両者の使い分けが重要です。自分のトレードスタイルや取引する環境に合わせて、EAとインジケーターを使い分けましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: スキャルピングに最適なインジケーターは何ですか?
A1: スキャルピングに効果的なインジケーターは、売買サインをチャート上に表示したりアラートでお知らせしてくれるインジケーターがオススメです。特にアラート機能は、チャートを見ていなくても音で知らせてくれるので、作業中でもトレードチャンスを逃しません。
Q2: EAとインジケーターの主な違いは何ですか?
A2: EAは完全自動で取引を行うプログラムで、サインインジケーターはチャート上に売買サインを表示させてトレーダーの売買判断をサポートします。EAは自動化に適していますが、インジケーターは裁量トレードに向いています。
Q3: スキャルピングとスイングトレードの違いは何ですか?
A3: スキャルピングは短時間で小さな価格変動を利用して利益を狙う手法で、数秒から数分で取引が完了します。スイングトレードは数日にわたってポジションを保有し、大きな価格変動を狙います。
Q4: スキャルピング用のEAは作れないのでしょうか?
A4: スキャルピング用EAは存在しますが、市場の急激な変動や環境認識に弱いため、必ずしも最適とは言えません。スキャルピングでは、サインインジケーターを使った裁量トレードが成功率が高いです。
Q5: インジケーターを使ったスキャルピングはどれくらいの頻度でトレードするのですか?
A5: スキャルピングは一日に何度もトレードすることが一般的で、サインインジケーターのシグナルに従ってタイミングを見計らい、頻繁に売買を行います。
この為、1日のうち数回は売買サインが出ないと、そもそもトレード自体が発生しません。
Grid Rash_Arrow_Indicatorの様な、高頻度トレードのサインインジケーターをご利用ください。
Q6: インジケーターとEAを併用することは可能ですか?
A6: 可能です。例えば、スイングトレードはMT4のEAで稼働させ、MT4のサインインジケーターで売買サインを見ながらスプレッドの狭いFX会社でスキャルピングトレードするなどの併用は可能です。
Q7: スキャルピングにおいて最も重要な要素は何ですか?
A7: 最も重要なのは素早い判断と実行です。サインインジケーターを活用しながら、市場の動向に柔軟に対応することが求められます。
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Grid Rash_Arrow_Indicatorは、ユーロドルの1分足と5分足チャートに対応したスキャルピング向けサインインジケーターです。
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