米中間選挙スタート! ~11月6日の注目点とスケジュール~
◎本日の注目点
1)米中間選挙
今週の最大の注目点、中間選挙がスタートします。 注目は、下院の議席数。 最新の世論調査では、民主党が有利と言われています。 世界的に中間選挙に注目しているため、マーケット全体的に動きづらい状況。 中間選挙の結果がどうなるかは分かりませんが、選挙というリスクイベントが終了することで、マーケットの動きが出てくるのではないかと思っています。 そのため、中間選挙に合わせて他通貨の状況も確認しておきたいです。
中間選挙については、以下にまとめています。
2)Brexit交渉
週末にメイ首相のBrexit案公表を受けて、ポンドは上昇しています。 このBrexit案を英議員に理解を求めるとされていますが、今日あたりではないかと思います。 この案を受け入れるのか? それとも反対するのか? 発言が出てくるようであれば、ポンドは大きく動くのではないかと思っています。 個人的にポンドドル”1.300"というラインが基準ではないかと考えています。 Brexit交渉に不安がある状況が基準で、見通しがついてくるとポンドは上昇。 白紙離脱(合意なき離脱)の可能性が高くなってくると"1.300"を割り込んでいくのではないかと思っています。 発言とポンドの状況に注視していきたいと思います。
3)イタリア予算案と欧州緩和政策
イタリアの予算案はイタリアの修正待ちですが、修正には応じないと発言が出た以降膠着状態です。 そこに出てきたのが先週末のECBの「TLTRO」情報です。 一部通信社の情報で、確報が出てきていないので、決めつけることは出来ませんが、イタリアの予算案に関連しているのではないかとの見方が出ています。 もしかしたら、水面下でイタリアと欧州委員会の交渉が行われているのかもしれません。 予算案と欧州の対応策に注目したいと思います。
「TLTRO」については以下にまとめています。
「LTRO」と「TLTRO」ここにきてECBの緩和策! ~FX用語解説~
4)NZ雇用
ニュージーランド政府は中銀改革の1つに、物価と雇用のデュアルマンデートを掲げていました。 なので、今後雇用の注目度が高まるかもしれません。 その雇用が発表されます。 また、ニュージーランドドルの水準にも注目です。 ここ3か月、抑えられたレジスタンスラインに来ています。 明日の雇用で、上に抜けていけるか? それとも、また反落していくのか? 注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
11/6(火曜日)
米中間選挙
EU財務相理事会
12:30 AUD 政策金利・声明文発表
16:30 EUR プラートECB専務理事発言
17:15 EUR スペイン サービス業PMI
17:30 SEK スウェーデン鉱工業生産
17:45 EUR イタリア サービス業PMI
17:50 EUR フランス サービス業PMI
17:55 EUR ドイツ サービス業PMI
18:00 EUR 欧州サービス業PMI
20:15 EUR クーレECB理事発言
21:00 EUR ラウテンシュレーガーECB専務理事発言
11/7(水曜日)
03:00 USD 10年債長期金利入札
06:45 NZD 失業率・雇用者数増減
◎週間スケジュールと注目点
米中間選挙、投開票! 世界的にリスクを見直す1週間 ~11月5日週の見通しとスケジュール~
◎記録室
昨日の株価、金利、要人発言は以下にまとめています。
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