仮想通貨相場分析【12月3日】
ビットコインは先週92,000ドルの価格から上昇し、10万ドル手前の98,000ドル(約1460万円)まで上昇しました。
そして直近4日の未明に韓国大統領が「非常厳戒宣布」を発令し、ビットコインは一時急落し、その後反発しています。
反発の様子↓
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韓国のユン大統領が現地TVのYTNで「非常戒厳宣布」、ビットコインなど仮想通貨が韓国ウォン建てで暴落。キムチショック!
ユン大統領は
「韓国は脅威となる北朝鮮から国民の自由と幸福を守りる」
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前回の宣言は44年前と言われており、死者が100人以上に登ったという情報がでていました。
よって韓国の水曜日の仮想通貨取引所での取引は未定ととなっているようです。
この辺がビットコイン及び仮想通貨市場に影響したものと思われます。
また次にこの1週間の動きとしてビットコインETFとイーサリアムETFの資金流入がありました。
以下日経より
暗号資産(仮想通貨)ビットコインを組み入れた米上場投資信託(ETF)を保有する機関投資家の裾野が広がっている。日本経済新聞の調べでは、3月末比で2割増え、1200社を超えた。公的年金など長期保有を前提にする投資家が金(ゴールド)と同様にインフレ耐性の資産として投資する動きが増えている
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ビットコインの日本企業保有については現在メタプラネットが有名ですが、今後も増えていくのではと見られています。
イーサリアムETFについては、トランプ政権でステーキング報酬が認められる可能性が浮上し、それも大きな要因の一つとなっています。
イーサリアムはステーキングという通貨を預ける仕組みがあり、預けた量に伴って金利を受け取れます。現在年利で3%程度ですが、ステーキングが増加することにより、5から6%金利が上昇すると言われています。
これはイーサリアムの投資とともに金利も受け取れるということで、その期待として今回のETFの流入につながったのではと見られています。
ビットコインは現在このような仕組みはなく、イーサリアムはあります。
また直近で驚いたのはXRP(リップル)の高騰です。
以前から日本でもおなじみのリップルですが、2017年につけた最高価格の400円を昨日突破しました。
まさかここに来て最高価格(日本円で)を更新するとは。
リップルについては、トランプ氏が米国の仮想通貨企業が発行する仮想通貨の利益は非課税とするという発表、そしてXRPのETFの申請がトランプ政権で承認されるのでは、そして発行企業のリップル社の新しいステーブルコイン(ドルに連動した仮想通貨)が近々取引されるという情報
これらの情報が流れており、大きな買い圧力になっていると感じています。
その他にもビットコインの価格高騰が一服し、その他の通貨に資金が流れてきているようです。
また昨日石破総理が仮想通貨税制については分離課税を今のところ考えてないという見解がでました。「給与の税金は最大55%なのに、暗号資産を20%にすることに国民の理解を得られない可能性があると石破首相は思っています」
またまだ日本は他の国に出遅れそうです。
ビットコインのパフォーマンスは非常に高いですが、なぜか日本ではニュースになりません。またそのせいで日本国民には大きな機会損失となったのではないでしょうか。
巷ではニーサばかりの話となっています。
利権が多く絡みついた日本で生き残るには一歩先を見据えた行動が必要となると感じています。
ちなみに日本の仮想通貨税率55%は世界トップクラスの税率です。
最後に年末予想をご紹介します。 アークインベストメントは強気の発言が多いですが、その根拠を抑えていく事が重要です。
年初に、アーク·インベストのキャシー·ウッド(Cathie Wood)CEOは、2030年までにビットコイン1枚あたり100万ドルから150万ドル(約1億5000万円から2億2500万円)という強気の目標を掲げ、基本目標を65万ドルとした。プエル氏は、価格は次期トランプ政権の到来によって押し上げられる可能性が高いと指摘した。トランプ時期大統領が米証券取引委員会(SEC)の委員長に誰を選ぶか、そして連邦準備制度理事会(FRB)の政策がリスクオン資産にどれだけ協調的になるかによって左右されるという。戦略的ビットコイン準備金の見通しについては言うまでもない。
プエル氏は、「金融政策とSECのスタンスに注目すべきだ。しかし、例えて言うなら、戦略的ビットコイン準備金はただのケーキの上のさくらんぼではなく、ケーキの上に乗った全く新しいケーキのようなものだ」と述べた。
しかし、これはビットコインが永遠に上昇し続けることを意味するわけではない。季節性とサイクルは、最終的にビットコインが再び弱気相場に陥り、最終的に史上最高値から70%下落する可能性があることを意味するとプエル氏は述べた。そして、価格の底は音楽が止まる前にビットコインがどこまで上昇できるか次第だ
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
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