ポンド大嵐の予感・・・Brexit案批准、歴史に残る1週間になるのか!?
英国と欧州の間でBrexit案が決まり、大詰めに近づいています。
これから、メイ首相は英国議会で批准作業が待っています。
議会でBrexit案を審議するとともに、メイ首相は各方面に説明して回っています。
◎今週のBrexitタイムスケジュール
◆ 4日 9:15~ (日本時間 18:15~)
「Brexit離脱シナリオと金融政策/安定に関する報告書」について議会証言
カーニー総裁・ブロードベント副総裁(金融政策担当)・カンリフ副総裁(金融安定担当)・ウッド金融監督機構副総裁
◆ 4日、5日、6日、10日、11日
英議会(下院)で審議
◆ 9日
Brexit案についてTV討論会
◆ 11日 19:00~20:30頃 (日本時間12日4:00~5:30頃)
Brexit案採決
◆ 13日、14日
EU首脳会議
◎Bloombergのアンケート調査
- 12月11日に実施される英議会での採決結果
・Brexit法案は否決(不支持)の可能性 55%
・Brexit法案は可決(支持)の可能性 45%
- ポンド/ドルの予想
・否決(不支持)の場合2500ドル
・可決(支持)の場合 1.3400ドル
- 合意なき離脱の場合1.1700ドル
11日の採決の結果、Brexit案を批准できれば、、、
13日14日のEUサミットで最終合意。
2019年3月29日離脱
11日の採決の結果、Brexit修正案で批准となると、、、
13日14日のEUサミットで修正案を提示。
EUサミットで修正案が認められれば、修正案に基づき離脱。
ただし、EUは修正案を認めないと言っている。
11日の採決の結果、否決されれば、、、
どうなるかわかりません。
1番に思いつくのは、合意なき離脱。
EUとの合意案は白紙、移行期間も設けずに即 or 3月29日に離脱。
他には、再交渉、再度国民投票、解散総選挙、etc、、、
どれも、問題を抱えており実行は難しいと思われます。
結果、合意なき離脱になる可能性が高くなります。
ただ、EU側は、不可解!? 意味深な発言をしています。
トゥスクEU大統領
「もし英議会が提案を拒否したら、選択は合意なしかブレグジットなしになる」
合意なしかブレグジットなし??
ブレグジットなしとは、英国がEUから離脱しないということか!?
と考えてしまいます。
今週は、Brexit最大の山場です!
それだけ、ちょっとした発言でポンドは大荒れすると思われます。
また、歴史的な1週間になるかもしれません。
よろしいですか?