<重要> 今日の株下げは民主党反撃ののろし 滝澤伯文氏
配信日:2017/03/03 07:18
ずばり今日のダウの下げは、キャタピラーとセッション司法長官である。
トランプで最大の恩敬を受けた銘柄はキャタピラー。
(今日のダウの下げ40ドル分はキャタピラー一社)
GSやボーイング、さらにアップルなども値幅は出たが
キャタピラーは、グローバルスタグネーションの象徴として、
オバマ政権末期ででは見向きもされず、なんとかファイナンシャルエンジニアリングで
決算前後で動意があっただけの銘柄だった。
そこからの復活。理由はトランプのぶち上げた
1)パイプライン2)メキシコの壁3)100兆円のインフラなど、、
そのキャタピラーの下げの原因は、本社へのIRSやFDICなどの政府機関が調査。
捜査の理由はまだ発表されていない。
一方でセッション司法長官長は完全に民主党の罠に嵌ったようにに見える。
以下1)~5)は、Dモリスの考察。
1)承認公聴会で民主党からロシアとの関係を問われ、
彼はロシアとは接触していないと発言した。
2)民主党上院はわざと彼を承認し、
このタイミングで隠し持っていた彼がロシアと接触した証拠を出した。
3)これで偽証罪が成立するが、とありあえずセッションは司法長官の立場を使い
自分への捜査を拒否。
ここまでが今日の時点の出来事。
4)セッションが自分を起訴しないことも民主党は計算済み。
これで民主党は特別検察官を要求することが出来る。
(クリントンのスキャンダルではスター氏が担当)
5)特別検察官は、セッションの起訴をきっかに、本丸であるトランプの弾劾へ、、
このスキャンダルは安倍さんのスキャンダルと似ている。
(日米で同じことが起こるのは違和感は無い)
4)5)のシナリオが見えているのかトランプがどう反撃するか。
個人的には、ジョークではなく、北朝鮮のリスクは高まったと思う。
そんななか、債券はイエレンを警戒し、10年金利は上昇を継続。
添付のTY先物の超長期チャートでは、122-03(2.6%レベルか)が
割れると3%を目指す展開、サポートは119前後トレンドラインだ
一方でVIX現物は大幅下落となった。
原因はまだ不明。(明日になればCBOEのスタッフが解説する)
おかげでカーブは右肩上がりに戻った。これでSPは下落への体制が整ったことになる。
(VIX先物のカーブが右肩下がりではSPは下がらない)
いずれにしても、明日予定通りイエレンがタカ派のダメ押しスピーチを実行。
FF先物の折込みが100%になると、月曜日のマーケットは注目だ。
もし来週以降、FOMCまでにブラックマンデイやフラッシュクラッシュ型の下落が起き、
すぐに戻らない場合は、利上げをしない可能性が生まれる。
「FF先物が100%利上げを織り込めば、逆に利上げが出来ない、、」
笑い話だが、これは2月のFOMCで、FEDが何もしなかったことを受け、
ここで示唆したことでもある。
その際に触れたシナリオは、
アルゴとパッシブ系のロボットで株が上昇しFEDは対応は遅れる。
そして人間ややっと対応した段階でロボットのはしごが外れる、
過剰流動性相場は、多くの市場参加者の興味を、
考えることから、ヘッドラインへの対応速度へ移した。
当然だろう。プロの運用担当者は” トランプ以降、
アニマルスピリット復活”とPUT THE MONEY TO WORKの心理的圧力と格闘している。
結果、多くがフリスビードックになった。
個人的には、”笑い話”は
実現の可能性でてきた思う、、
よろしいですか?