井上哲男さんがメルマガで発表している301位_350位_19年11月基準の経営指標ランキングを見る!
井上哲男さんのメールマガジンでは優れた相場分析を発信しています。今回は最近配信されたものの中から、選出して記事にしています。これを見ると投資活動に参考になるので、ぜひ活用してください。
(以下 12月11日に配信されたメールマガジン『相場の潮流931』より全文)
(再掲)
このランキングについて説明しますと、企業が発表している決算数値のみを用いて、定量的に企業のランキングを作成したもので、私はこれを四半期毎に10年以上行っています。なぜ、このようなことをしたかと言いますと、それは、私が運用していたヘッジファンド、投信が、このランキングシートを基に、上位200銘柄を買い、下位200銘柄を売るというシステマティックな運用であったからです。
このランキングは、四半期毎に作成されますが、毎年、3月決算銘柄の本決算の発表が終わる5月時点で、前年度の確定順位が決まります。
本日配信するリストで右から10年度、11年度とありますが、それは、11年5月基準、12年5月基準のことです。左にある19年11月が、3月決算銘柄の上期(第2四半期決算)数値が反映された直近の順位であり、その1つ右の18年度とは、この19年5月基準のことを指します。
そのため、この2つの順位が大きく違う場合は、この半年の間に大きく業績や業績見込みの変更があったということです。
「経営指標ランキング」は「経営指標総合ポイント」の順位のことで、今年度についてはその対象社数は3408社です。尚、東証33業種のうち、金融4業種(銀行、証券商品、保険、その他金融)は決算が一般事業会社と異なるとの見解で、ユニバースに入っていません。
「経営指標総合ポイント」は4つの大項目の総合ポイントです。その4つの項目とは「成長性」(売上高や利益の成長を直近3期や前期と今期比較を行い算出されます)、「資本利益率」(ROE、ROAという“資本が生み出す利益”に注目して算出したものです)、「売上高利益率」(営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の3利益の売上高に対する利益率で、一般的なものです)、そして「健全配当性向」(配当性向とROEと配当性向の掛け算である“真の配当性向”と私が呼んでいるDOEから算出されます)です。
12/6(金)より、この直近ランキングの上位500社を毎日、50社ずつ紹介しております。個別銘柄の勉強にお役にたてば幸いです。ぜひ、上位社のHPをご覧頂き、何をしている会社なのか、どのような成長戦略を採っている会社なのかを知って頂き、“語れる銘柄”を増やしてください。個別銘柄は、“語れる銘柄”が多い人が勝ちです。
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よろしいですか?