今日もユーロは下落? ドイツとECBの動向に注目! 「5月6日の注目点とイベントスケジュール」
昨日はユーロの急落がありました。
まさかの、ドイツがECBの金融政策に対して待ったをかけた状態です。
元々売られやすい状況だったユーロは、ドイツの憲法裁判所が金融政策は違憲だと判決を下したことで売りが加速しました。
ユーロ以外では、原油価格が上昇したことでエネルギー関連の株価は上昇し、欧米株価は上昇しました。
◎本日の注目点
1)ECB vs ドイツ
昨日ドイツの裁判所が、先日発表されたECBの金融政策は違憲なのではないかとしたことでユーロは急落しました。
ユーロ圏はドイツなど緊縮派と、イタリアなど財政拡大派の対立は根深く、ECBの金融政策を巡りいつも対立してきました。
緊縮派をたてれば、イタリアやスペインなど財政拡大派はEUに対し不満を募らせ、EUからの離脱なんて機運が高まってきます。
先日の金融政策では財政拡大派に配慮した内容であったため、今回は緊縮派のドイツが怒ったと思われます。
だからといって、金融政策を変更するわけにもいかず、板挟みになると思われます。
解決策が簡単に見つかるとも思えず、うやむやになるのを待つか、話し合いで折り合いをつけるか、どちらにせよ時間がかかると思われます。
その間、欧州では関連する発言が出てくると思われます。
発言次第でユーロは急落する可能性があるので要注意です。
2)原油価格
昨日の原油価格は大きく上昇、北海ブレンドでは一時30ドルをつけるところまで来ました。
経済活動の再開が見えてきたことで、需要増加を期待しての上昇ということですが、この流れが続くのか注目です。
需要増加の期待感だけで上昇しているのであれば、期待が後退すれば再度急落する可能性があります。
また、本日は週間原油在庫量の発表も控えています。
在庫が予想よりも積み増しとなれば、再度原油価格下落に繋がります。
原油価格の上昇で、エネルギー関連の株価上昇に繋がったといわれていることから、原油価格の下落は株価の下落に繋がる可能性が高いです。
本日も原油価格の動向に要注目です。
3)ADP雇用統計
本日は金曜日の雇用統計の前哨戦となる、ADP雇用統計の発表です。
予想値はマイナス2000万人と、とてつもない数字が予想されています。
本当にこのような数字が出てくるのか、また結果に対して米ドルがどのような反応をするのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月6日(水曜日)
07:45 NZD NZ雇用者数増減・失業率
10:30 AUD 豪小売売上高
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英建設業PMI
18:00 EUR ユーロ圏小売売上高
21:15 USD ADP雇用統計
22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
22:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
5月7日(木曜日)
02:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
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