SQ週の値動き
配信日:2016/09/04 11:16
SQ日前後が相場の転換点
2月以降のSQ(特別清算指数)算出週とそ
の前週の日経平均株価の値動きをチェックしま
した。
(SQ週と前の週の株価騰落幅・円)
SQ日 前の週 SQ週 安値 高値
2/12 ▲698 ▲1866 2/12
3/11 +826 ▲ 75 3/14
4/08 ▲838 ▲ 342 4/06
5/13 ▲559 + 305 5/06
6/10 ▲192 ▲ 40
7/08 +730 ▲ 575 7/08
8/12 ▲314 + 665 8/12
9/09 +564
英国の国民投票を控え世界中の市場が混乱し
ていた6月を除けば、SQ日前後が安値か高値
を記録し、相場の転換点となってきました。加
えて2週連続下げた時か、SQ週の下落が
500円以上と大幅であった時はSQ日もしく
は2日前が安値となっています。
今度のSQ週は高値を試す動きか
今年に入ってから一度もSQ日に向けて2週
続けて、株価が上昇したことはありませんが、
その流れを破る時が来たようです。空売り比率
の低下は売り圧力(特に海外勢)の弱まりを意
味し、上値を軽くします。
加えて価格変動率が低下し、1か月平均の
変動率(高値ー安値/終値)は0.86%まで
急低下しています。今年前半(1~6月)の平
均1.97%との比較では半分以下の水準です。
相場が堅調であった昨年前半の0.93%と比較
しても変動率の低さが分かろうというものです。
空売り比率の低下と価格変動率の低さが株価
を支える役割を果たすであろうことは推定でき
ますが、短期的には相場が佳境に差し掛かって
いることも事実です。今週(来週前半まで延び
る可能性もありますが)、株価が上昇したとこ
ろでは売りを優先するタイミングということを
念頭に置きたいところです。
よろしいですか?