21日台風の目接近、覆いかぶさる雲
膠着状態のドル円相場。秋雨前線に絡んで台風が接近中。21日FOMCと日銀金融施策が台風の目となりそうでう。
FOMCは利上げ見送りを市場は織り込んでいますが、あればサプライズでドルは急騰するでしょが、ほぼないと見込んでいます。
ただ12月利上げをどこまで示唆するかがテーマになっていますが、大統領選前、強く示唆するコメントなどしますと、ダウ平均に影響を与え、大統領選挙前に混乱を招くことになりかねませんので、無難なコメントに終始するかもしれません。
一方、日銀の政策ははっきり言ってわかりません。
以下時事通信のニュースより。
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日銀は20日から2日間の日程で金融政策決定会合を開き、現在の大規模金融緩和の「総括的な検証」をまとめる。これまでの緩和効果を検証した上で、市場への資金供給を拡大する量的緩和からマイナス金利の拡大を軸に据えた政策への事実上の転換を検討する。日銀は検証を踏まえ、金融緩和を一段と強化する新たな政策の枠組みを打ち出す見通しだ。日銀は2013年4月に量的・質的緩和を導入し、2年で2%の物価上昇を実現することを目指してきた。しかし、導入からすでに3年半が経過したが、物価上昇の目標には届いていない。「総括的な検証」はその原因について、原油価格の下落や海外経済の減速、消費税増税などで人々の物価見通しが下振れしたことなどを指摘する。日銀はこうした検証を踏まえた上で、マイナス金利政策の深掘りを慎重に議論する。また、より長期にわたって緩和措置を継続することを表明する「時間軸政策」の強化など、枠組みの見直しを行うとみられる。一方、日銀はマイナス金利導入後の長短金利差の縮小で銀行の利ざやが縮小したほか、超長期国債の利回り低下で生命保険会社や年金基金が運用難に直面している副作用に配慮。過度の金利低下を回避するため、国債買い入れの手法を弾力化し、買い入れ平均年限(7~12年)の見直しを検討する。市場の一部で観測が出ている外国債券の購入は海外から円安誘導との批判を招く恐れがあり、実施しない方針だ。
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何が出るのか判りません。
しかし相場は大きく動く可能性を示唆しています。
ドル円相場の一目均衡表を見ますと、ここでも垂れ下がった雲が102~103 円台の上空を覆っています。振り返っていますと、今年に入ってからの反発は常にこの雲で阻まれていたことが分かります。
雲の上限は今日と明日は 103.47、22日は103.27でこのまま、10月10日まで横に張り付いたまま推移します。
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