ハリケーンとミサイルはトランプと安倍さんへの援護? TAKIZAWAシカゴ・レター
昨日1300の大台を超えたゴールドの動きを
本日になって他の商品が追随した。(債券と株為替)
材料は北のミサイル。
ミサイルの日本上空通過は二度目のはず。
だが今回の大げさな報道はJアラートを試した影響か。
補選を控える安倍さんには援護射撃。
結果、市場は本来昨日すべき動きを、(ゴールドへ反応で)
本日になって追っかけている印象。
これは作為的な違和感があるので
この動きには追随したくない。
それよりも、
こちらではハリケーンの影響は政治面で重大になっている。
カテリーナ並と言われた損害保険額は、CITIの予想では20B。(カテリーナ40B超)
経済被害全体ではGSは30Bを予想。
今回損害保険請求額の少なさはグッドニュースではない。
元々保険が嫌いなテキサス人。最大被害のヒューストンでは、
20%以下しか政府の洪水保険に入っていない。つまり
保険金額と、その後の経済へのダメージは反比例。
そこで動き出したのがテキサスの政治家だ
テットクルズはTEAPARTY系として他州にも厳しかったが
早速今回はテキサスへの特別法の施しを訴えている。
そもそもテキサスのGDPはCAについで全米で二番目(NYは3番)
ここ数年はダラス経済はオイル安でダメージを受けてきたが、
ハリケーンでヒューストンも停滞すると全米へ影響も大。
ただし対応次第でハリケーンはトランプにはチャンス。
トランプは救済を材料にオバマケアや減税案等などで
強硬に反対してきた財政緊縮派が軟化させる戦略に出ると予想。
緊縮派の代表格がテキサス州の議員たち。、
つまり、トランプはこの機会を上手く使えば、
急転直下、法案が進展する逆の芽もある。
その場合下がるのは債券価格(金利上昇)。
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