FX必須情報 為替相場と金利差 2022/07/15
FX
先週(7月4日~8日)は、基本的にポジションをとらないとした。
さらに円安が続き、円売りしておけばよかったと思うが、迷っていたので仕方がない。
投資の楽しさは「たら・れば」と思う。私が若いころは、周囲は「売る上がる、買う下がる」の法則と言って、自分自身を揶揄していた。
ただ、「・・・しておけば儲かったのに」というのは楽しいが、「・・・しておけば、損せずにすんだのに」というのは避けたいと思っている。
今のファンダメンタルズの注目点は産油国(米国も産油国)以外は貿易収支の赤字がひどくなっていることだろう。
前回、ユーロ圏の国際収支を見たが、日本も同様だ。季節調整値では、赤字すれすれまで来ている。為替需給で、経常収支でネットの円買いは消え、資本収支ではキャリートレードなど円売りと、円は売られ一方だ。ただし、資本収支では円売りポジションの利食いによる円買いがときたまでるだろう。
購買力平価でみれば異常な円安。しかし、購買力平価が成り立つには 円安⇒貿易収支改善 となる必要があるが、そうはなっていないのだから、円安傾向が反転する理由は見出しにくい。
最近、工業原材料など商品全般、なかでも原油の価格も低下してきているので、これが続いて、米国の利上げの終点が見えてくれば、円高に反転するだろうが、まだ先である。
最近、工業原材料など商品全般、なかでも原油の価格も低下してきているので、これが続いて、米国の利上げの終点が見えてくれば、円高に反転するだろうが、まだ先である。
では産油国の通貨は強いのかというと、中東の通貨の多くはドルペッグしている。カナダやノルウェーは原油産出国だが、それだけでは米国を凌駕できない。米国ほどアグレッシブな利上げはしていないのではないか(未確認)?
ドル高一色。次のグラフで、ユーロは、通常のユーロ/ドルではなく、ドル/ユーロである。上に行けばドル高(ユーロ安)である。
本題に入る。
為替相場を見ている人には必須の基本情報。
相場は需給で決まるが、為替相場の需給を動かす大きな要素の一つは金利差。
為替相場と金利差の関係はFXにとって最も重要で基本である。
常にその状況を把握する必要がある。
その関係は恒久的なものではない。しばしば形を変える。
定期的に、その関係の情報をフォローしている。
以下、定例のグラフ(ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドルとそれぞれの金利差との相関)を掲載する。
(1)ドル/円
米国の中長期金利は景気後退を意識している。金利差としては、FRBの金融政策をより反映する2年金利差が妥当だろう。
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