FX必須情報 為替相場と金利差 2022/07/22
FX
先週(7月18日~22日)は、基本的にポジションをとらないとした。
為替相場と金利差の関係が崩れているうえ、それが説明できない。ポジションをとることがためらわれた。
で、相場は円急騰となった。3週前は、米中長期金利が低下していたことから円ロングにしたが、相場は円安に進んだ。更に円ロングを積み上げておけばよかったが、そうはうまくいかない。
先週の相場のテーマは、米景気の先行き不安が高まったことである。先週、『米国の利上げの終点が見えてくれば、円高に反転するだろう』と書いたが、市場はそういう判断をしたようだ、10年金利は大きく低下した。
7月のフィラデルフィア連銀景気指数は大きく低下した。ISM指数の45程度に相当する。リセッションレベルだ。
先行き指数はもっとひどい。ITバブル崩壊やリーマンショックのときよりもひどい。
本題に入る。
為替相場を見ている人には必須の基本情報。
相場は需給で決まるが、為替相場の需給を動かす大きな要素の一つは金利差。
為替相場と金利差の関係はFXにとって最も重要で基本である。
常にその状況を把握する必要がある。
その関係は恒久的なものではない。しばしば形を変える。
定期的に、その関係の情報をフォローしている。
以下、定例のグラフ(ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドルとそれぞれの金利差との相関)を掲載する。また、今回は、ユーロ/円と金利差のグラフも追加する。
(1)ドル/円
米国の中長期金利は景気後退を意識している。金利差としては、FRBの金融政策をより反映する2年金利差が妥当だろう。
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