FRBが重視する3つの指標 そう簡単には改善しない
経済情報
今、FRBが重視しているのは、物価指標である。
最終的には、PCEデフレーター上昇率が2%以下に収まることが目標だが、そこへたどり着くまでの金融政策(どこまで利上げを続けるか)を決める大きな指標は以下の3つ。
(1)求人倍率(失業者数に対する 求人数の割合)
パウエル議長が講演会や記者会見でたびたび言及する。
米国では、これまで出てくることのなかった指標だ。
最近は、日経新聞などでも記事の中に出てくるようになった。
昨日、6月の求人数の発表があった。
1069.8万件となった。3カ月連続の減少で、昨年9月来の低水準となった。
失業者1人に対する求人数は約1.8で、5月からわずかに減少したが、労働者に対する需要は依然強い。
雇用市場がタイトであるということであり、賃金上昇圧力がかかっている。それはとりもなおさず、賃金コスト・プッシュ・インフレにつながるということだ。FRBは1.2倍程度までには抑え込みたいだろう。
二つ目の指標は、
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