雇用統計 22年7月 ちょっと奇妙も、とにかく賃金伸び堅調 (1)
経済情報
米就業者52.8万人増 7月雇用統計、失業率3.5%に低下: 日本経済新聞
FRBが、今最も注視しているのが賃金上昇率だ。
転換点をより早く見るべく前月比が最も注目されるが、ブレが大きいので、3か月前比も同様にチェックされる。そして、トレンドを見るために、前年同月比が基本になる。
なお、賃金データには、(今は使われない言葉のようだが)いわゆるブルーカラーと、全労働者 の2種類がある。
今は全労働者データが重視されている(昔はブルーカラーデータしかなかった)が、FRBは、うちうちではブルーカラーデータを見ていると思う。
賃金上昇率前月比
賃金上昇率3か月前比
賃金上昇率前年同月比
物価との比較
相場は、今は「利上げ⇒景気減速&物価沈静⇒利下げ」と考えており、景気減速の兆候(雇用増加数の低下や賃金上昇率の低下)に注目している。なので、雇用の増加数にビビッドに反応するが、トレンドとしては賃金上昇率が3%を割ってこなければ、利上げ基調となるだろう。賃金上昇率が3%を割ってくるまでは、まだまだ長い道のりだろう。
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