仮想通貨相場分析【12月14日】
仮想通貨実践投資記事 12月14日
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【仮想通貨相場分析】
先週からの仮想通貨の価格の
変動(1週間)を以下のように
まとめています
表示:現在価格(1週間前からの増減)
ビットコイン 240万円(3.6%)
イーサリアム 180000円(4%)
バイナンスコイン 37000円(-6%)
リップル52円(-%)
ソラナ 1900円(-%)
カルダノ 42円(-%)
ポルカドット 713円(-5%)
Avalanche 1850円(-%)
ユニスワップ830円(-%)
ビットコインは先週からやや上昇しています。
ビットコイン日足チャート(ドル)
6月からのレンジ相場内(赤の水平線で囲まれたところ)で推移していたビットコインですが、レンジ相場の下限(下の方の赤線)の今年最安値の価格をFTXの破綻ニュースを契機に下に割りました。
現在の価格は1段下のレンジ相場で推移をしているということです。
週足チャートについては以下のような分析です。
週足チャート
・2017年末バブルの最高価格を今年初めて下に割りました。
・200日移動平均線(オレンジの線)を下回ったまま
という状況となっています。
日足・週足チャートについては先週と変わりません。
今の価格を保っているのはチャートから見ると、2017年末のバブルの最高価格の山が一つのポイントとしてみられているということ。
直近で米国のCPI(消費者物価指数)の発表があり、予想より低かったため、少し価格上昇しています。
仮想通貨市場の下落の底も、年末年始付近ではと言われることが多くなりました。
ビットコインは一億円超え?
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著名な暗号資産(仮想通貨)アナリストであるPlanB氏は、S2F(stock-to-flow)モデルを構築したことで知られていますが、S2Fモデルで検証すると、ビットコイン(BTC)は今後5,800%の値上がりを見せるという大胆な予測を立てています
「私が作ったS2Fの2019年モデルが正しければ、次に訪れる半減期にビットコインの価格は、10万ドル(約1,360万円)から100万ドル(約1億3,600万円)の間で最高値を記録する可能性がある」
https://coinchoice.net/bitcoin-price-might-be-1-million-in-2024-planb-s2f-model/
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以前からビットコインの価格予想で目にするS2Fモデル。
ビットコインの半減期とは4年に1度の発行枚数の半減のことで、年月を重ねるたびにビットコインの発行枚数は少なくなっていく設計となっています。(マイニング報酬も減る)
1億円のビットコイン価格予想はこれまであまり見たことはありませんでした。直近では4,5000万円くらいが高かった記憶
価格の予想幅がかなり大きいですが、前回の2020年の半減期ではビットコインは前後で50万円(コロナショック)から2022年には700万円を記録しています。
約14倍の値上がりですね。
同じ値上がり率を適用させても、ビットコインは700万円からの上昇で1億円になる計算です。
目標価格が大きいですが、ビットコインは前回の半減期での上昇もそうですが、予想を上回る上昇をしてきているのは確かです。
FTXのCEOが逮捕
FTXが破綻し大きな衝撃を与えたことは記憶に新しいですが、前CEOがバハマ政府に逮捕されました。FTXの破綻後CEOはバハマに拠点を移っていました。
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バハマ王立警察(RBPF)は12日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの前CEOサム・バンクマン=フリード(SBF)氏の逮捕を発表した。
声明では、米国政府からの身柄拘束に関する依頼に応じた動きだと、バハマのライアン・ピンダー司法長官は説明。米国への身柄引渡しを念頭に、逮捕に至った格好だ。
なお、米国当局は現時点では詳細を具体的に発表していないものの、身柄確保を依頼したのは米ニューヨーク州南部地区(SDNY)の模様
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これプラスでSEC(証券取引委員会)もCEOに対し証券取引法違反で起訴しています。
この辺は全国にニュースでもでていましたね。
噂では終身刑という情報もでています。(おそらくこれまでの歴史から)
前CEOのサム氏は父母がスタンフォード大学、とMITの教授というサラブレッド一家で、SECなどとも繋がりがあります。そしてバイデン政権にも多額の政治資金を献金しているため、すでに何か落とし所を考えているかもしれません。
それにしても政府の規制の観点からも信頼を得ていたFTXが蓋を開けてみればこのような状況になるのは一体どこを信頼すればいいのでしょうか?
これを契機に仮想通貨取引所は、プルーフオブリザーブといって取引所が保有する安全資産について公開する流れがでてきています。
バイナンスがマネロンの疑い
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大手メディア「ロイター」は12日、米司法省の連邦検察官は、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスと同社のチャンポン・ジャオ(CZ)CEOらの個人を、刑事告訴すべきかで意見が二分されていると報じた
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バイナンスは世界最大の取引所として、以前からFTXと比較されることが多かった取引所です。
タックスヘイブンに本社を持ち、世界中の投資家が利用していたことから、各国から批判を受けていました。
バイナンスはたしかこれまで1回ハッキングを受けていますが、自社の基金からすべて補償しており実質顧客のダメージはありません。
しかしながら、バイナンスはよく盗まれた仮想通貨の送り先としても有名であったことも確かです。
私も以前少額で仮想通貨を盗まれたことがあったのですが、その資金の移動を追っていくと最終的にはバイナンスに行ってました。(仮想通貨は取引履歴がすべて公開されているので、送金履歴を追うことができる)仮想通貨を盗まれた警察に相談した場合、このようなバイナンスなどの海外の取引所に移動した場合は、手続きに非常に時間がかかるという回答が来る場合が多いです。その辺も本当に不便だと言わざる負えない。
バイナンスのアドレスは個人のアドレスではなく、バイナンスのアドレスなので一旦資金を入れると外からはアドレスがわからなくなります。(全体のアドレスのため、送金された金額が全体に混じってわからなくなる)
こういったことも含めて、マネロンに使われていたのかもしれません。 バイナンスは1年ほど前から本人確認を強化し、本人確認をしないと本格的に取引できなくしていますが、やはりその辺の対応はルーズと言わざる終えません。
しかしながらバイナンスは、上場コインのスピードが早く、有望な仮想通貨も多数取り扱っており、取引手数料も安いため、世界中の投資家が取引していたのは確かです。
そしてバイナンスはこれまでの仮想通貨市場の成熟にも大きく貢献してきたのも確かなのです。
ビットコインの底は大量売却?
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仮想通貨デリバティブプラットフォームBitMEXの元CEOであるアーサー·ヘイズ氏は、央集権型レンディング企業(CEL)が財務的なトラブルを抱えた場合、まず融資をかけ、次にビットコインを売却することが多いと説明し、その理由を 「仮想通貨の準備資産」であり「最も原始的な資産で最も流動性が高い」ものと認識して運営しているためだと説明
「私は、FRBの金融引き締め政策により、2023年のある時点で米国債市場が機能不全に陥ると考えている。その時点で、FRBは大量に紙幣を印刷し、シャカシャカと音を立てて、ビットコインをはじめとするすべてのリスク資産が高騰すると予想している」
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仮想通貨の予想では定評があるアーサー氏。
仮想通貨市場の底は近づいているという見解を出しています。実際に仮想通貨の底は年始くらいではないかという意見をよく耳にします。
ビットコインなどの仮想通貨が値上がりするのは、各国の法定通貨の暴落が引き金となることは可能性として考えられることです。
そしてこの下げ相場でビットコインを逆に買っているのは、マイクロストラテジー(ナスダック企業)やエルサルバドルなどの発展途上国が顕著といえます。
ビットコインが大きく反発することがあれば、これらの国は自身で資産を大きく増やす可能性も大いにあるのではないでしょうか。
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
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