一目均衡表入門|第3回 三波動と時間関係②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
【一目均衡表入門[監修:細田哲生(三世一目山人)]連載記事(全14回)】
・第1回 一目均衡表の原点(無料)
・第2回 三波動と時間関係①
・第3回 三波動と時間関係②
・第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること
・第5回 転換線と基準線①
・第6回 転換線と基準線②
・第7回 転換線と基準線③
・第8回 先行スパンと遅行スパン①
・第9回 先行スパンと遅行スパン②
・第10回 準備構成の「型」と9週足
・第11回 9週足と9か月足
・第12回 週間実線のB、Yと仲値線
・第13回 B、Yの活用方法
・第14回 『一目均衡表』原著の内容
第3回目次
1. 三波動の骨子は時間と値段
2. 値幅を考慮してN波動を分類
3. 重要な三種類の計算値
4. 計算値の達成から分かること
5. 同じN波動でも解釈は異なる
6. 計算値と同時に意識すべき相場水準は一目均衡表の各線により、一目で分かる
7. 一目均衡表 豆知識
三波動の骨子は時間と値段
まず「三波動と時間関係」を解説した、前回のおさらいから始めましょう。一目均衡表は、いかなる値動きも、結果的に三波動となるという考え方を基準とします。その三波動のうち、N波動は方向性を成す基本波動、P、Y、S波動はもみ合いにおいて現れる中間波動であると解説しました。
そしてN波動の構成について、第一、第二波動が、第三波動に時間的な影響を及ぼすという考え方も示しました。上げて(第一波動)→押した(第二波動)、それらの時間から、第三波動に要する時間が判明するわけです。
相場には目先の三波動だけではなく、中期、長期の三波動もあり、それらが現在に影響を与えていると考え、総合的に調べることで、相場の次の変動を読み取ることが可能となります。
なお、一目均衡表の先行スパンや遅行スパンを、現在よりも26日分前後にずらして表示するのには、時間関係を一目で読み取るための物差しにしようという側面もあります。そのように設計されていることからも、いかに一目均衡表において時間関係が重要視されているかが分かるでしょう。これについては、改めて別テーマとして取り上げる予定です。
三波動のおさらい
① 相場変動は、三波動を基本とする
② いかなる値動きも、結果的に三波動となる
③ 時間関係や値段関係をともなった三波動を重視する
時間と値段の関係から、重要な三波動を見付ける必要があります。
一目均衡表の著作権は株式会社経済変動総研が有し、原著の出版販売をしています。原著のご購入については一目均衡表公式ホームページをご覧ください。
サービス|一目均衡表公式ホームページ|株式会社 経済変動総研
よろしいですか?