勝率にふりまわされない
FX
ゲコーです。
バックテストデータの項目に「勝率」というものがあります。
勝率とは、言わずもがなテスト期間中のすべてのトレード中「勝ったトレード」の割合を表しています。
確かにFXにおいて「勝つ」ことはうれしいことです。
「負け」が重なると気分も落ち込みますしね。
しかしながらFXの目標を考えたとき「勝つ」ことばかりに目がくらむのは危険です。
なぜなら、FXの目標は「利益を上げる」ことだからです。
裁量であっても自動売買システム(EA)であっても、利益を上げることを最大限に考えてトレードしますよね。
そのための手法で、
- 細かく利益を上げていくパターン(利小損大)
- 細かく損切りしていくパターン(利大損小)
の二つのパターンが考えられます。
たとえばこちらはゴゴジャンで販売中の拙EA【Bunaken_EURJPY_M30】のバックテストです。
https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/33658
勝率は41%となっています。
このEAのテイクプロフィット/ストップロス推奨値は【300/150ピプス】なんですが、試しに【30/1500ピプス】でバックテストしてみると以下のようになります。
勝率が60%まで上がりましたよね。
しかしどちらのパターンが(バックテスト上で)利益を上げているかといえば一目瞭然です。
- 勝率41%のパターン:純益1,461,997円(最大ドローダウン 97,435円)
- 勝率60%のパターン:純益 171,884円(最大ドローダウン142,139円)
FXをするうえで勝率を確認するにしても、「勝率ありき」ではないことは頭の中に入れておいた方がいいかもしれません。
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