DAY 1：トレーダーとしての考え方を整える

はじめまして。今日から始まる60日間の学びの旅、
まずは「トレーダーとしての“考え方”を身につける」ことをテーマにお話しします。

テクニカルやファンダメンタルズの知識も大切ですが、それ以前に「何のためにトレードをしているのか」「どういう意識で利益を得ようとしているのか」といった“根本的なマインドセット”をしっかり持つことが、成功への大きなカギになります。

1. トレードを“ビジネス”として捉える

• お金の稼ぎ方に2種類あるという視点
  多くの人は時間を切り売りして給与を得ています。
  しかし、トレードでは自分の“知識・戦略”が生み出す“仕組み”を活用してお金を得ることができる。

  • 例えば、会社員は「働いた時間」や「与えられた役割」で給料をもらう。
  • トレーダーは「知識と分析」、「戦略のロジック」という“資産”を持ち、それを使って利益を生み出す。
    
    つまり、あなたが仕事をしていない時間にも、仕組みが動いていればお金を稼ぎ続けられるかもしれないという大きな可能性があるのです。
    
    
    

• 損失は“コスト”、利益は“売上”
  トレードの損失を“失敗”と考える人が多いですが、ビジネス的に見れば「必要経費」です。どんな優秀な会社も経費ゼロで成り立つことはありません。

  • 仮に一時的に損失が出ても、長期的にプラスが上回ればビジネスは黒字になる。
  • 大事なのは、いかに“コスト(損失)”を管理し、最終的な“利益(売上－経費)”を最大化するか。
    
    この発想を持てば「一度の負けで気分が落ちる」ことも少なくなるでしょう。
    
    

2. “自分のルール”を確立する重要性

• 外部の情報に振り回されない
  トレーダーとして独立した視点を持つためには、自分なりの“ルール”や“基準”を作ることが必要です。

  • 有名トレーダーやSNSの意見を参考にするのは悪くありませんが、最終的には自分の基準で判断を下す。
  • インジケーターを1つ使うにしても、「なぜこの指標が自分にとって有効なのか」を言語化できる状態を目指しましょう。
    
    
    

• 繰り返せる仕組みは“資産”になる
  トレードルールを明確化し、検証と修正を重ねることで、再現性のある戦略が形づくられます。

  • 例えば、移動平均線とRSIを組み合わせた“押し目買い”戦略なら、その条件を具体的に数値化・ステップ化する。
  • 数値化したルールは、慣れてくれば少しずつ自動化することも可能。
    
    こうして“仕組み”を作ってしまえば、あなたが他の用事をしているときでも、（必要に応じてシステム的に）お金が増え続けるかもしれない—そんなワクワクする未来が見えてきます。

3. “お金に働いてもらう”という発想

• 能動的な労働 vs. 仕組みの活用
  どうしても、「自分が働いた分だけお金をもらう」という思考が根強いもの。しかし、トレードに限らず何かしらの“仕組み”を作って収益を得る人たちは、「自分が直接動かずとも、資金やシステムが利益を生み出す」状態を作り上げています。

  • 株式投資、FX自動売買、不動産投資…どれも“仕組みを回してお金を稼ぐ”代表的な例。
  • 一度、自分に合ったシステムやルールを作ってしまえば、あなた自身が常にモニターに貼り付いていなくても利益を狙うことができる。
    
    
    

• 裁量で学んだ知識は大きな“財産”になる
  今後60日間で、裁量トレードのさまざまな基礎と応用を学んでいきます。

  • 「裁量トレードは面倒」と思うかもしれませんが、まずは仕組みを作るために必要な土台。
  • あなた自身の頭の中に蓄えられる“見る力”や“判断力”は、どんな相場でも一生モノの財産になります。
    
    そしてその財産を組み合わせて、必要に応じて自分が操作しなくても回る仕組みを作る—そうすることで、一段上の投資ライフが見えてくるでしょう。

4. 今日から始める小さなアクション

1. 目標を言語化する

   • 「毎月、手堅くプラス5万円を作りたい」
   • 「本業以外で安定的な収入源を作りたい」
     など、自分が望む未来をできるだけ具体的に書き出してみましょう。
     
     

2. 投資資金を明確化する

   • 「これだけは絶対に失いたくない資金」と「多少リスクをとってもいい資金」を分ける。
   • トレードはあくまでも“リスクがあるビジネス”だと認識し、無理のない範囲で始めましょう。
     
     

3. 学習時間を確保する

   • 1日15分でも30分でも、今後の60日間は“投資学習”に集中する時間を作る。
   • 通勤時間や就寝前など、生活リズムにうまく組み込むと続けやすいです。

5. まとめ

• トレードを“ビジネス”として捉えれば、損失＝コスト、利益＝売上という明確な視点が持てる。
• 自分なりのルールを作り、繰り返し検証・改善していく過程でそれは“資産”になる。
• 将来的には、裁量で培ったスキルを活かして“お金に働いてもらう”仕組みを構築することも夢ではない。
  
  

今後の60日間で、テクニカル・ファンダメンタルズ・メンタル管理など多角的に学びながら、一緒に“あなたの仕組み作り”の種を育てていきましょう。DAY2からはいよいよFXやトレードの基本用語・概念に踏み込んでいきますので、ぜひ引き続き楽しんで学んでいただければと思います。

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