DAY 2:トレード用語と基本概念のおさらい
FX
みなさん、こんにちは。DAY 1では「トレーダーの考え方を整える」ことをテーマに、ビジネスとしての視点やメンタル面の土台づくりをお話ししました。
DAY 2では、FXやトレードにおける基本用語をしっかり整理していきましょう。
「なんとなく聞いたことはあるけど、実はあまり理解していない…」という言葉があれば、ここで一気にクリアにしておくことをおすすめします。
1. FXの基本用語
(1) pips (ピップス)
- 意味:FXでは通貨ペアの価格変動を“pips”で表現します。
- 例:USD/JPYで「1pips = 0.01円」、「EUR/USDで1pips = 0.0001ドル」
- ポイント:
- pipsは、“価格変動の最小単位”のイメージ。
- 利益・損失を計算する際に「○pips取れた、○pips負けた」と表現します。
(2) ロット (Lot)
- 意味:取引数量のこと。FX業者によって異なりますが、一般的に「1ロット=10万通貨」と定義される場合が多いです。
- 例:USD/JPYを1ロット(10万通貨)で取引すると、1pips動いたときの損益は約1,000円前後になります。
- ポイント:
- 取引額が大きいほど、相場変動による損益も大きくなる。
- 初心者のうちは“小ロット”でリスクを抑えるのがセオリーです。
(3) スプレッド
- 意味:買い値(Ask)と売り値(Bid)の差。FX会社の“手数料的なコスト”と考えてOKです。
- 例:USD/JPYが「買い=130.001、売り=130.000」だとすると、スプレッドは0.01円。
- ポイント:
- スプレッドが狭い通貨ペアほど取引コストが低い=利益を伸ばしやすい。
- 経済指標や突発ニュースでスプレッドが大きく拡大することがあるので注意。
(4) レバレッジ (Leverage)
- 意味:手元資金の何倍もの金額を動かせる仕組み。
- 例:レバレッジ25倍なら、証拠金4万円程度で100万円相当の取引が可能。
- ポイント:
- レバレッジが高いほど効率的に大きな利益を狙える反面、リスクも高まる。
- 資金管理を誤ると、あっという間に資金を失うことになるので要注意です。
(5) 証拠金 (Margin) とマージンコール
- 意味:FX取引をする際に、担保として預けるお金のこと。
- マージンコール:含み損が大きくなって証拠金維持率が一定以下になると、FX会社から「追加の証拠金を入れてください」という通知がくる。
- ポイント:
- 損失を拡大しすぎないよう、常に証拠金維持率を意識する。
- レバレッジを効かせすぎると、急な相場変動で一気に追い込まれる場合も。
2. トレードの基本概念
(1) “買い”と“売り”の概念
- 買いポジション(ロング):今よりも価格が上昇すると利益が出る。
- 売りポジション(ショート):今よりも価格が下落すると利益が出る。
- ポイント:
- FXは「上がる」相場でも「下がる」相場でも利益チャンスがある。
- ただし初心者の方は、最初は“買い”メインで練習すると分かりやすいかもしれません。
(2) テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析:チャートの形・インジケーター(RSI, MACD, 移動平均線など)を使って売買ポイントを探る。
- ファンダメンタルズ分析:経済指標や金利政策、ニュースなどの“リアルな経済状況”を読み解いて相場を予測する。
- ポイント:
- どちらか片方ではなく、両方をバランスよく学ぶとトレード精度が上がる。
- 自動売買でもこれらの要素を組み合わせたシステムは多い。
(3) リスク管理とメンタル管理
- リスク管理:ポジションサイズ、ストップロス(損切り)ルール、資金管理など。
- メンタル管理:連続損失や連続利得で感情が大きく揺れないようにルールを守る。
- ポイント:
- FXは利益追求よりも「損失をいかにコントロールするか」が最重要課題。
- 冷静な判断をサポートするために、損切りラインは必ず設定しておきましょう。
3. どんな人でも“まず押さえる”べき理由
- (1) 用語がわからないと情報収集が難しくなる
SNSやブログ、YouTubeなどのトレード情報を見ても、基本用語を知らなければ理解が進みません。 - (2) チャートやレポートの数字を“感覚”でなく“根拠”で見るため
なんとなく「勝てそうだからエントリーしよう」は、長期的に危険。
用語を理解したうえで「リスクリワード比が合う」「スプレッドが拡大してる時は見送る」といった判断を積み重ねることで、勝率が向上します。
4. 学んだ用語を“自分で使いこなす”ポイント
言葉の意味だけでなく、実際の取引画面でチェックする
- 例:デモ口座や小ロットで実際に売買し、「pipsってこういう感覚か」「スプレッドが開くとこうなるのか」を体感すると定着しやすい。
毎日の相場チェックで用語を使う“習慣”をつける
- 「今日はEUR/JPYが〇pips動いた」、「スプレッドは〇pipsか、ちょっと広いな…」と口に出したりメモに書いたりすると記憶に残ります。
用語の理解が深まれば、リスクの取り方も変わる
- 正しく用語と概念を理解すると、「レバレッジは控えめにしたほうがいいかも」「証拠金を多めに入れておく方が安全だな」といった、より堅実な判断が自然にできるようになります。
- 正しく用語と概念を理解すると、「レバレッジは控えめにしたほうがいいかも」「証拠金を多めに入れておく方が安全だな」といった、より堅実な判断が自然にできるようになります。
5. まとめ & 次回予告
まとめ
- FX特有の用語(pips、ロット、スプレッド、レバレッジ、証拠金など)を理解することで、相場の動きやリスク管理が明確になる。
- 「買い(ロング)」と「売り(ショート)」、テクニカル・ファンダメンタルズ分析といった概念を把握し、どんな局面でも落ち着いて判断できる土台を作る。
- 基本を押さえるだけでも情報収集や学習効率がアップし、トレードで“勝ちやすいルール”を作りやすくなる。
次回(DAY 3)のテーマ:チャートの仕組み – ローソク足とプライスアクション
次回はチャート分析の基礎となる「ローソク足」の見方や“プライスアクション”という考え方について解説します。ローソク足の形状から買い手・売り手の心理を読み解く方法を学ぶと、一気に“相場が生き物のように見えて”くるかもしれません。どうぞお楽しみに!
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